東京クリエイティブ・ウィーク:都内各地で芸術文化15事業23プログラム実施

「東京文化発信プロジェクト」発表会に登場した芸術家の日比野克彦さん(右)、東京都歴史文化財団エグゼクティブ・アドバイザーの加藤種男さん
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「東京文化発信プロジェクト」発表会に登場した芸術家の日比野克彦さん(右)、東京都歴史文化財団エグゼクティブ・アドバイザーの加藤種男さん

 “世界的な文化創造都市・東京”の実現に向けてさまざまな事業を展開する「東京文化発信プロジェクト」に取り組んでいる東京都と都歴史文化財団は13日、東京の文化を堪能できる「東京クリエイティブ・ウィーク」を開催すると発表した。期間は10月20~30日で、伝統文化イベント「東京発・伝統WA感動 東京大茶会」や演劇公演「フェスティバル/トーキョー11」など、芸術文化に関する15事業23プログラムを都内各地で行う。

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 プロジェクトは、世界の主要都市と競い合える芸術文化の創造発信と、芸術文化を通じた子供たちの育成、多様な地域の文化拠点の形成を目的としたもので、演劇、音楽、伝統、美術などさまざまな分野のイベントやフェスティバル、街中で市民とアーティストが協働するアートプログラム、街とアートをつなぐ人材の育成、子供向けの体験型プログラムなどの事業を08年から展開している。

 今年のテーマは「TOKYO FUTURE SKETCH ~日本の未来のために、文化ができること~」。これからの日本や東京をスケッチブックに描くように創造しようと、芸術家の日比野克彦さんをスーパーバイザーにワークショップ「TOKYO SKETCH BOOK」を8月以降、都内各地で行う予定で、ここで描かれたスケッチは同ウィーク中の10月28、29日に開催されるシンポジウム「FUTURE SKETCH 東京会議」の議論にも反映されるという。

 この日開かれた会見に参加した日比野さんは「TOKYO SKETCH BOOK」について、「宇宙に行くロケットも誰かがイメージしてスケッチし、そこからすべてのものが動いていったんだと思う。これから100年後『このきっかけもこれ(TOKYO SKETCH BOOK)から出てきたよね』と言われる、そんなFUTURE SKETCHを参加者としていきたい」と意気込みを語った。

 期間中、海外のアートに関する施設のディレクターやジャーナリストなど15人程度を招き、各種プログラムなどを体験してもらう「国際招聘(しょうへい)プログラム」なども実施される。(毎日新聞デジタル)

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