岡村隆史:「好きで結婚……奇跡やと思う」と結婚観語る 「LAUGH&PEACE有楽町映画祭」閉幕

舞台あいさつに登場した「ナインティナイン」の岡村隆史さん
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舞台あいさつに登場した「ナインティナイン」の岡村隆史さん

 お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(41)が11日、ニッポン放送(東京都千代田区)で7日から開かれていた「LAUGH&PEACE有楽町映画祭」のクロージング作品となった主演映画「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」(李闘士男監督)の舞台あいさつに登場した。映画では松雪泰子さん演じる妻との夫婦愛も描かれており、自身の結婚観について聞かれた岡村さんは「難しいんですよ。頑張ってるんですけど。いいところまでは来ても歯車がガシャーンとはまらない。難しいんですよねえ。奇跡やと思いますよ。ほんまに好きで、結婚して、一生を共にするっていうのは」としみじみ。映画では幼なじみと結婚する役どころだが、「でも、もう無理なんですよ。幼なじみなんていないので。同級生っていうても、もう無理なんですよ。みんな結婚して、子どももいますから」と嘆いた。

ウナギノボリ

 映画は世界初の養殖サンゴの移植産卵に成功した沖縄の男性の実話を、岡村さん主演で映画化し、昨年公開された作品。「てぃだかんかん」とは、「てぃだ(太陽)」が「かんかん」照りという沖縄の方言。幼なじみの由莉(松雪さん)との結婚を決意し、沖縄に帰ってきた金城健司(岡村さん)は、由莉と結婚し、子どもにも恵まれるが、30年前と比べ約90%が死滅したサンゴ礁の実態を目の当たりにし、「愛する妻と子どもたちに、美しかったころのサンゴの海を見せたい」という一心で、さまざまな困難を乗り越えサンゴの養殖に挑戦する……というストーリー。

 岡村さんは「僕は沖縄が好きで、なんかバラエティーとかラジオとか休めちゃうんじゃないか、っていうやらしい考えもあって(主演のオファーを)受けたけど、全然休めなかった。まあ、後ほどがっつり休むことにはなりましたけど」と自ら病気療養に触れる自虐ネタで笑わせたが、最後は「コメディアンでありながら映画にも出させていただいて、(作品の)中心でやらせてもらうということでプレッシャーも多少ありましたけど、自分のできることとできないことも分かった。仕事を休んでから、あとになって思ったんですが、本当に仕事が好きなんだなって分かりました」とまじめに語り、「この作品のときは少し気負っていた部分もあったので、また今度オファーがいただけるなら、自分のできる範囲で役者っぽいこと、ムービースターをやらせてもらいたいなと思ってます」と新たな決意を口にした。

 「LAUGH&PEACE有楽町映画祭」は、東京のJR山手線沿線の300会場以上で13日まで開かれている吉本興業のお笑いイベント「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO ~Laugh & Peace 2011~」の一環として開催。7日に木村祐一監督の「オムライス」で開幕し、「森三中」の黒沢かずこさん主演の「クロサワ映画」や「品川庄司」の品川ヒロシ監督の「漫才ギャング」や「ドロップ」などが上映された。(毎日新聞デジタル) 

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