アニメ「らき☆すた」を使った町おこしで知られる埼玉県久喜市の鷲宮地区で、9月4日の秋祭り「土師祭(はじさい)」(土師祭輿会、鷲宮商工会、埼玉新聞社主催)のイベントとして、女装したコスプレーヤーを募った異色のコンテスト「わしのみやMISSコン ~俺の兄貴がこんなに綺麗(きれい)なわけがない~」を実施することが13日、明らかになった。
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参加資格は、女装のコスプレで出演できる男性で、商工会のホームページで募集している。書類選考を経て10人程度の参加者に絞り込み、9月4日の午後2時から、鷲宮神社前の広場に設置したステージで本戦を実施する。「痛さ」が際立つコスプレーヤ−を「MISSコン グランプリ」、美しいコスプレーヤーを「MISSコン ビューティフル部門優勝者」として表彰する考え。司会は、「マンガ大賞」の生みの親で、アニメやマンガにも精通しているニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが担当する。
同地区ではこれまで、アニメのキャラクターを描いた「らき☆すた神輿(みこし)」や、独特の動きや掛け声でアイドルを応援するパフォーマンス「オタ芸」の実演ステージを実施するなどユニークな町おこしに取り組んでいる。
土師祭は、日本書紀にも名前がある「関東最古の大社」ともいわれる鷲宮神社に奉納されている「千貫神輿」が、同町を練り歩く祭りで、今年で29回目。アニメ「らき☆すた」の人気でファンが訪問する“聖地巡礼”が起こり、ファンとの交流を進めていた地元の商工会が、アニメのキャラクターを飾った神輿を町外から来たファンが担ぐというアイデアを出して話題になった。(毎日新聞デジタル)