MD松尾のヒット解析:「真・三國無双6 猛将伝」がトップ 「英雄伝説 碧の軌跡」も好調

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 予想通り「真・三國無双6 猛将伝」(PS3、コーエーテクモゲームス)がトップでした。2位は小差で「英雄伝説 碧の軌跡」(PSP、日本ファルコム)。前作「零の軌跡」と比べても約2割ほど伸びており、好調な売れ行きとなりました。3位には「ダークソウル」(PS3、フロムソフトウェア)が残りました。前回10位だった「モンスターハンターポータブル3rd」のベスト版(PSP、カプコン)は8位にランクアップ。PSP本体との同時購入が多く、小学生にまでユーザーが伸びてきているように感じています。

 ◇今週の動き

 「ワールドサッカーウイニングイレブン2012(ウイイレ)」(PS3、KONAMI)がトップでしょう。TSUTAYAでは特に強いタイトルですが、これまでと操作感が変わり、より戦略の幅も広がったということでこれまで以上に期待できそう。「ウイイレ」を上回る予約数を集めているのが「AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…」(PSP、バンダイナムコゲームス)。意外かもしれませんが、前作はロングセラータイトルだったということもあり、前作を超える予約が集まっています。特に中学生の人気が突出して高いのが特徴ですね。3位には「真・三國無双6 猛将伝」が残りそうです。

 ◇ランキングは次の通り。(9月26日~10月2日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 真・三國無双6 猛将伝(PS3)

2位 英雄伝説 碧の軌跡(PSP)

3位 ダークソウル(PS3)

4位 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエスト1・2・3(Wii)

5位 テイルズ オブ エクシリア(PS3)

6位 ICO/ワンダと巨像 Limited Box(PS3)

7位 閃乱カグラ 少女達の真影(3DS)

8位 モンスターハンターポータブル3rd ベスト版(PSP)

9位 バイオハザード リバイバルセレクション(PS3)

10位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版−サウンドインパクト−(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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