現存する世界最古のジーンズ「XX c．1879」が12日、東京都渋谷区のリーバイスストア渋谷店で、報道陣向けに日本初公開された。「XX c．1879」は15万ドル（約1200万円）の価値があるといわれ、13日から同店で開かれる「OVERALLS -The Origin-」展で一般公開される。
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「XX c．1879」は米サンフランシスコのリーバイ・ストラウス本社のアーカイブ（公式保管庫）に保存されているヴィンテージ・ジーンズのコレクションの中でももっとも古いもの。同展ではこのほか、米ネバダ州の炭鉱で発見された伝説のジーンズ「NEVADA 1880s」、ロットナンバー501が初めて採用された「BARNYARD c．1890 501XX」を含め1世紀以上前の貴重なジーンズ3本が展示される。
この日行われたプレスプレビューには、リーバイ・ストラウス社のヒストリアン（歴史家）、リン・ダウニー （Lynn Downey）さん、リーバイ・ストラウス ジャパンの齋藤貴社長も出席。「XX c．1879」について、ダウニーさんは「実際に当時は『501』と名付けられてはいませんが、『501』モデルの最古のものです。ダメージ具合や損傷箇所からカウボーイが使用していたものだと思う。私にとってはプライスレス」と語り、斎藤社長は「ぜひともみなさまに、本物の持つ力とかオーラを感じてほしい」と呼びかけた。
展示日時はそれぞれ異なり、「XX c．1879」は13～16日で、13、14の両日は午後5～8時半、15、16の両日は午後1～5時。「NEVADA 1880s」は13～16日の午前11時～午後9時、「BARNYARD c.1890 501XX」は23日まで午前11時～午後9時に公開予定。（毎日新聞デジタル）
