竹内結子:女優業に疑問も「今は迷いはない」 映画「はやぶさ/HAYABUSA」主演

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女優の仕事について語った竹内結子さん

 映画「はやぶさ/HAYABUSA」(堤幸彦監督)が全国で公開中だ。女優の竹内結子さんが主演し、小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトの挑戦と苦闘の日々を事実に基づいて描き出した。はやぶさの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめ直していく宇宙科学研究所(現・JAXA=宇宙航空研究開発機構)の職員・水沢恵を演じた竹内さんに、人生観や休日の過ごし方などを聞いた。(毎日新聞デジタル)

 竹内さんは、堤監督から「物を書いたり、絵を描いたりしているときに、ものすごく目を見開いて近づいて」や「目を見て話すのが苦手だけど、熱くなって語ってしまうときに限って相手の目から目を絶対にそらさないで」などの演出を受けて恵役に臨んだ。

 恵と自分との共通点について、竹内さんは「自分のやっている行為(仕事や生活)に疑問を持つこと。そういうところは人らしくて、分かるなと思った」という。具体的には「(仕事を始めた)初期のころ、自分が望んで受けに行ったオーディションに受かっていただいた仕事に素直に喜べた。少しずつ、仕事をコンスタントにいただいていくうちに、忙しさゆえに“やらされている感”を自分で持ってしまう。自分で選んだことなのに、自分の意思とは違うもので自分自身が動かされているような気がした」といい、「私、何のためにこれをやっているのかな」と思っていた時期が、自身にもあったと明かした。

 現在は「この職業(女優)をやることに迷いはない気がする」という竹内さん。迷いを乗り越えたのは「ときどき休むとか、年齢を重ねて。あとはいろいろな人に話を聞いた」というほか、さまざまな職業や立場の人物を演じる仕事であるがゆえに、役から得るものも多かったという。今では「好きでやっているのが理解できるようになった。これからどういうふうに自分(の方向性)を振っていけばいいかなとか、かじ取りに迷ったりはするけど……」とさわやかに話した。

 竹内さんは、1~2週間ほどの長期休暇があれば「『よし、みんなで旅行に行っちゃおう!』と家族で旅行にいく」と笑顔を見せる。一方で、連続ドラマの収録などで日々、タイトなスケジュールの仕事が続いたあとは「日がな一日、ぼおっとしているだけでもいい。朝起きて、朝ご飯を作って(家族に)『いってらっしゃい』をして、お使いに行って、買い物に行って、散歩に行って、晩ご飯を作って……。そんなほのぼのした時間を過ごすことが自分にとって『ただいま』と自分自身の日常に戻れる時間」と表情を緩ませた。

 また、今後の仕事について竹内さんは、映像化されたら出演してみたい作品として青野春秋さん作のマンガ「俺はまだ本気出してないだけ」(小学館)を挙げた。竹内さんが出演した映画「ゴールデンスランバー」(07年)、「ジェネラル・ルージュの凱旋」(09年)を手がけた「中村義洋監督に主人公(の風貌)がそっくり!」とその理由を話している。竹内さんがこれからどのような役柄を選択していくのか、今後の活躍が楽しみだ。

 <プロフィル>

 たけうち・ゆうこ。80年4月1日生まれ、埼玉県出身。A型。96年、テレビドラマ「新・木曜の怪談『サイボーグ』」(フジテレビ系)で女優デビュー。99年10月からのNHK連続テレビ小説「あすか」で初主演でヒロイン役を務め、02年のフジテレビ月9ドラマ「ランチの女王」で同枠で初主演した。ドラマ、映画、CMで幅広く活躍し、代表作に映画「黄泉がえり」(03年)、映画「いま、会いにゆきます」(04年)、日本映画批評家大賞最優秀主演女優賞、山路ふみ子映画賞最優秀女優賞などを受賞した「サイドカーに犬」(07年)などがある。12年1月からは刑事役で主演する連続ドラマ「ストロベリーナイト」(フジテレビ系)がスタートする。

 *……映画「はやぶさ/HAYABUSA」は、02年夏、古書店で働きながら、宇宙への夢を追っていた水沢恵(竹内さん)が、宇宙科学研究所の的場(西田敏行さん)に誘われて、小惑星探査機の研究室に所属する。探査機は「はやぶさ」と名付けられて03年5月、宇宙へと旅立ち、05年9月、小惑星イトカワ上空に到着。プロジェクトチームは喜びに沸き立ち、恵は幼いころ宇宙の魅力を教えてくれた兄のことを思い出していた。しかし、はやぶさのミッションはスムーズに進まず、故障、そして燃料漏れが起こり、とうとうはやぶさからの通信が途絶えてしまった……という物語。「タイタニック」「アバタ−」などを手掛けてきた「20世紀フォックス映画」が製作し、12年春には全米10都市での公開を予定している。

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