11年秋の褒章が2日発表され、女優の大竹しのぶさん(54)が学術・芸術・スポーツで著しい業績を上げた人を対象とする紫綬褒章を受章した。大竹さんは「栄えある章をいただいて、自分がすごく長い間やってきたんだなということをかみしめています。出会った人みんなに、演じてきた役たちにも感謝したい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。
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大竹さんは74年にドラマ「ボクは女学生」の一般公募で出演。75年に映画「青春の門−筑豊編−」のヒロイン役で本格デビューを果たし、舞台「奇跡の人」「マクベス」やテレビドラマ「男女7人夏物語」、映画「黒い家」に出演するなど、幅広く活躍している。
受章について、大竹さんは「家族には伝えたんですが、あんまり興味がないみたい」と話し、元夫の明石家さんまさんには「言ってないかもしれない……」と笑った。女優人生の転機となる出会いについては「いっぱいありますけれど、一つは結婚した主人との出会い。『男女7人夏物語』で、私の軽い部分や、コメディーを楽しく思える部分を出してもらえた。いろんな男の人たちに支えられてきた……と言ったら、カッコいいですね」と振り返り、今後の希望として「新藤兼人監督が来年100歳になるので、短いものでいいから、映画を撮ってほしいです」と語った。(毎日新聞デジタル)