姜暢雄:役の上では毒のある「有毒暢雄になりたい」 舞台「有毒少年」大阪公演に出演

 関西が拠点の演劇ユニット「ピースピット」主宰の末満健一さんが作・演出の舞台「有毒少年」の大阪公演が29、30日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で上演される。怪盗・蝙蝠(こうもり)を演じる姜暢雄(きょう・のぶお)さんに聞いた。

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 汚染された世界で唯一、人間が住める街。毒なしでは生きられない有毒少年、木戸邑弥(ゆうや)と、ずっと無菌室に入れられていて外界とのかかわりが全くない無菌少女が出会い、街の秘密が明かされていくというファンタジー。

 「僕が演じる蝙蝠は、有毒少年を無毒少女と会わせるために手を貸す役。テンションが高いキャラクターなんですが、蝙蝠の優しさを僕なりの解釈で表現できればいいなと思います」

 「ジュノン・スーパーボーイコンテスト」をきっかけに芸能界に入り、連続ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」(フジテレビ系)では高い評価を得た。

 「よく毒暢雄って間違って書かれることがあるんですが、役の中では毒をもって有毒暢雄になりたいですね。芝居は蝙蝠が引っ張る部分が多いので、芝居を盛り上げていければ。出会ってはいけない2人が出会い、そしてこの2人にいろんな期待を抱くキャラクターが登場します。さまざまな要素が入っている作品なので、難しいかもしれませんが、いろんな部分をそれぞれに感じていただけたら」

 ほかにシルビア・グラブさん、三倉茉奈さんらが出演。29日午後7時と30日午後2時で上演。問い合わせは同所(06・6377・3888)まで。(毎日新聞デジタル)

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