ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、近未来の東京を舞台に、ドラゴンとの戦いを繰り広げる話題のRPG「セブンスドラゴン2020」(セガ)です。開発ディレクターの新納一哉さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
2020年の東京で、突如宇宙から襲ってきた「ドラゴン」の大群と、えりすぐりの才能をもつ人類「ムラクモ」が殲滅(せんめつ)戦を繰り広げるという厨二心全開のRPGです。
「ムラクモ」は、ユーザーが自由にキャラメークできる戦闘員たちのことで、三輪士郎さんのデザインしたクールなキャラクターと、30人の声優さんから自由に選べるキャラボイスを組み合わせて作ることができます。ぜひお気に入りのキャラを作って、強大なドラゴンたちに立ち向かってください!
−−今回の開発のコンセプトは?
セブンスドラゴンシリーズは、しっかりした王道のRPGを作ろうというのがコンセプトです。今回2020は、そういった趣旨の中で、前作DS版のセブンスドラゴンの時、ユーザーの皆さんから受けたご指摘、おしかりをしっかり反省して、遊びやすく丁寧に作ろうというスタッフ全体の共通見解がありました。
特にバトルは丁寧にこだわってバランス調整しています。一見勝てなさそうな強敵も、自分のパーティーやスキルを総動員して工夫すれば、勝利することができるようになっているはずです。ぜひじっくり考えて遊んでほしいです。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
全部大変だった……のですが、スケジュールに追われながらの作業でいちばん大変だったのがキャラボイスですね。30人の声優さんごとに全ての職業のせりふを別に考えました。なんでこんなことをやろうと思ったのか……と苦しみましたが、そのかいあって、こだわりがいのあるキャラメークになったのではないかと思います。
そういえば、声優さんの収録の際に、前作を遊んでいてくださった方がいらして、収録の現場で「前作の○○は大変だったので調整してほしい」などと言われたのも、お恥ずかしくもうれしい話です。
−−ファンへ一言お願いします。
声優や初音ミクの起用など、一言でわかりやすい部分が語られがちの本作ですが、なによりも、RPGとして楽しめるように、スタッフ一同丁寧に開発しました。ぜひ手にとっていただいて、年末年始の良いお供として遊んでいただけたらと思います。
「セブンスドラゴン2020」 開発ディレクター 新納一哉
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