年末年始オススメ映画:今冬外せない「M:I」や「源氏物語」「タンタンの冒険」などを紹介

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の一場面 (c)2011 PARAMOUNT PICTURES.All Rights Reserved.
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「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の一場面 (c)2011 PARAMOUNT PICTURES.All Rights Reserved.

 年末年始休みにオススメの映画を編集部がピックアップ。16日の公開初日から大ヒット、25日までに145万3000人を動員、興行収入約18億7600万円を記録し、トップ独走中の「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」をはじめ、洋画、邦画、アニメから5本紹介する。(毎日新聞デジタル)

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 今冬外せないのが、米俳優のトム・クルーズさん主演の人気スパイアクション映画のシリーズ最新作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」。828メートルに及ぶアラブ首長国連邦ドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファでクルーズさん自らが挑んだスタントや、過激なアクションシーンに注目だ。

 「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」は、ドバイやモスクワ、ブダペスト、バンクーバー、ムンバイが舞台。主人公のイーサン・ハント(クルーズさん)と彼が率いるチームはクレムリン爆破の容疑をかけられ、スパイ組織「インポッシブル・ミッション・フォース(IMF)」のメンバー登録を抹消されてしまう。国や組織の後ろ盾を失ったハントらは、事件の黒幕を追い、世界一の高さと最新のセキュリティーを誇るドバイの超高層ビルという“難攻不落の天空城”に侵入を試みる。さまざまなわなを突破する中、次第にミッションの真の目的が明らかになる……というストーリー。

 ワクワクしたい人には、バイクやガンアクション、スリリングなストーリーの行方から目が離せない俳優の瑛太さん主演の「ワイルド7」もオススメだ。

 「ワイルド7」は、望月三起也さんが69~79年に「週刊少年キング」(少年画報社)で連載したマンガが原作。白バイの警察官にスカウトされた元犯罪者たちが、悪人を問答無用に裁いていく痛快アクションで、映画は原作同様、法で裁けない悪人を排除していく超法規的警察組織“ワイルド7”のメンバー7人の活躍を描く。“処刑マシン”として訓練された7人は、もともとは殺人者や爆弾魔、詐欺師といった犯罪者。その7人を瑛太さん、椎名桔平さん、「関ジャニ∞」の丸山隆平さん、阿部力さん、宇梶剛士さん、平山祐介さん、松本実さん、そして彼らの上司役で中井貴一さん、物語のかぎを握る女性として深田恭子さんも出演している。

 “息もつかせぬ大冒険”を堪能できるスティーブン・スピルバーグ監督初の劇場版3Dアニメ「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」を紹介。

 「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」は、全世界80カ国語で翻訳され、2億部以上を売り上げているベルギー生まれのマンガが原作。スピルバーグ監督が、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを手がけたピーター・ジャクソンさんをプロデューサーに迎えて映画化。物語は、17世紀に海賊の襲撃によって洋上で消えた「ユニコーン号」の模型を購入したタンタン(ジェイミー・ベルさん)が、ユニコーン号の財宝のありかを示した暗号が書かれた巻物を発見するところからスタートする。船の模型は三つあり、巻物が三つそろって暗号が完成するのだが、財宝を狙う者たちがタンタンに迫ってきて……というストーリー。

 じっくりと文学作品を味わいたい人には、生田斗真さんが光源氏を演じた映画「源氏物語 千年の謎」がオススメ。生田さんのあでやかな光源氏や、式部が思いを寄せる藤原道長役に東山紀之さんなど豪華キャストにも注目だ。

 「源氏物語 千年の謎」は、脚本も担当した高山由紀子さんの小説「源氏物語 悲しみの皇子」(角川書店)が原作。「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」が入り交じり、その間を陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明が行き来して、夢と現実が交錯する奇想天外な“スペクタクル源氏物語絵巻“を、映画「愛の流刑地」(06年)の鶴橋康夫監督が描いている。

 平安時代。時の権力者、藤原道長(東山さん)は、一条天皇(東儀秀樹さん)の心を、娘・彰子(蓮佛美沙子さん)に向かせるために、紫式部(中谷美紀さん)に物語を書くよう命じる。式部は、光源氏(生田さん)という若者を主人公に物語を書き始めるが、物語の中の源氏は、義理の母・藤壺(真木よう子さん)への思いを胸に秘めたまま、数々の女性と恋に落ちていく……という展開。

 最後に、女子高の軽音楽部メンバー5人の日常を描いた人気アニメ「けいおん!」を紹介。初の劇場版アニメでは、テレビシリーズにはなかった卒業旅行での出来事が描かれる。

 「けいおん!」は、かきふらいさんが「まんがタイムきらら」(芳文社)などで連載中の4コママンガが原作。部員不足で廃部寸前の軽音楽部に入部したギター初心者の唯が、4人の仲間たちと過ごす“ゆるい”学園生活を描いている。映画は、卒業を控えた軽音部3年の唯たちが、同級生が「卒業旅行」を企画していることを知り、自分たちも卒業旅行を計画。梓も参加することになり、各自候補地の希望を出す中、くじ引きの結果、ロンドンに決定。旅行の準備をしながら、各自ロンドンへ思いをはせる……というストーリー。

 年末年始の連休は、その日の気分に合わせて映画館に足を運んでみては?

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