昨年20歳を迎えた男子プロゴルフの石川遼選手が3年連続で「はたちの献血キャンペーン」広報キャラクターを務めることになり、5日に東京都内で開かれた発表会に登場した。ロックバンド「MONKEY MAJIK」が手がけたキャンペーンソング「HERO」にちなみ、自身のヒーロー像を聞かれた石川選手は「思いやりが持てる人」と答え、「誰でもなれるんじゃないかと思います。献血もそうですし、“自分もなれる”という気持ち次第だと思います」と献血を呼びかけた。
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また一緒にイベントに出席した、MONKEY MAJIKのカナダ人のメンバーと舞台裏で英語で会話を楽しんだという石川選手は、「『空はまるで』を聴いて以来、中学3年生のときからMONKEY MAJIKの大ファン」と語り、石川選手が昔それを話しているのをテレビで見ていたというMONKEY MAJIKのボーカルのメイナード・プラントさんも「(石川選手の)ファンだったのでうれしかった」と相思相愛の関係だったことを告白。石川選手が「CM撮影の現場でメンバーにお会いして、“わー、MONKEY MAJIKだ!”って。みなさんもそんな感じで、お互いに盛り上がりました」と初対面のエピソードを明かした。
同キャンペーンは、日本赤十字社などが主催。献血者が減少する冬季の輸血用血液の確保と医療機関への安定的な血液製剤供給のために、新たに成人式を迎える「はたち」の若者を中心として広く献血への理解と協力を求めようと2月末まで全国で展開している。石川選手が10年から広報キャラクターを務めている。
MONKEY MAJIKのキャンペーンソング「HERO」は、東日本大震災の被災地である仙台市在住のメンバーが自らも被災しながら現地で行ったボランティア活動を通じて生まれた曲。同様に被災地を慰問で訪れた石川選手も「景色を見て言葉を失いました。けれど、現地のみなさんは前を向いていた。言葉を失ってる場合じゃない、サポートしないといけないと思いました」と真剣な表情で語った。イベントの最後に、石川選手は今年の抱負を「メジャーで優勝争い!」と色紙にしたため、本業でのさらなる飛躍を誓った。(毎日新聞デジタル)