20日発表されたオリコンの「2011年年間音楽ソフトマーケットレポート」によると、11年の年間シングルランキング上位5作を独占したアイドルグループ「AKB48」の年間シングル売り上げは約96億円で、シングル市場全体に占める占有率が約15%に達したことがわかった。シングル市場は04年の調査開始以来初の2桁増を記録しており、昨年の音楽業界をけん引したことが数字で示された。
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同調査は今回、10年12月27日~12年1月1日を対象期間としており、例年より1週多い53週分の集計となった。
AKB48は、「フライングゲット」(約158万7000枚)、「Everyday、カチューシャ」(約158万6000枚)、「風は吹いている」(約141万9000枚)、「上からマリコ」(約119万9000枚)、「桜の木になろう」(約107万9000枚)の5作でミリオンを記録するなど、シングル売上は計95億8960万円だった。年間シングル総売り上げは前年比16.9%増の620億4610万円で、AKB48が市場全体に占める割合は15.46%だった。
また、アルバムや音楽映像ソフト(音楽DVD・BD)を含む音楽ソフト市場全体では、総売り上げは5年連続減となる3141億3510万円。これに対しAKB48は162億8190万円を売り上げており、音楽ソフト市場全体に占める割合は5.4%だった。
ちなみに音楽映像ソフトは年間市場規模は同3.1%増の687億4000万円で調査開始以来最高だった。特に音楽BDが2倍以上の伸びを見せた。(毎日新聞デジタル)