つば九郎:CD“デビュー”も大人の事情で歌には不参加 目指すは紅白

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 プロ野球・東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」が20日、神宮球場(東京都新宿区)で会見を行い、自らが音楽プロデュースしたつば九郎応援楽曲CD「つば九郎音頭~おとなのじじょう」を発売すると発表した。つば九郎はしゃべることができないという“大人の事情”があり、今回はプロデューサーとして作詞を担当。この曲でミリオンを目指したいというつば九郎は、年末のNHK「紅白歌合戦」出場という大胆不敵な目標を掲げ、会場を盛り上げていた。

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 つば九郎は、“メタボなつばめ”をモチーフにしたキャラクターで、名前はつばめの別称「つばくろ」と、9人で戦う野球にかけた「九郎」を掛け合わせて付けられた。ブログも開設しており、日本語の読み書きは可能だが、会話はできないという設定。なお、ヤクルトスワローズは、つば九郎のほかに、“色っぽいつばめ”の「つばみ」、“歌って踊れるつばめ”の「燕太郎」をマスコットキャラクターにしている。

 CDは、印税生活をもくろみCDデビューを目指すも、歌えないという“大人の事情”が発覚したつば九郎が、ヤクルトスワローズの“ドラ1(ドラフト1位で入団)四兄弟”といわれる村中恭兵投手、増渕竜義投手、由規投手、赤川克紀投手の4人を巻き込み、構想2896(つばくろう)日(約8年)、制作2896分(約2日)で、今回の応援歌を作成したという。4選手は合いの手で参加。曲は「つば九郎の仲間たち」が歌っている。

 会見には、増渕投手、赤川投手も登場。会場で楽曲が流れると、合いの手が恥ずかしく照れ笑いを浮かべる増渕投手は、「4兄弟が参加しているので、かけ声ですけど、聞いてくれたら」とコメント。赤川投手は「たくさんの人に聞いてもらって、つば九郎や4兄弟を知ってもらえたら」と語っていた。

 CDは5月16日から神宮球場で発売。価格は1000円。また、フジテレビの携帯音楽配信サイト「フジテレビ♪フジメロ」でも配信を行う。(毎日新聞デジタル)

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