「東京スカイツリー」を中心とした商業エリアやオフィスなどの複合施設「東京スカイツリータウン」のプレス向け内覧会が10日行われ、同タウン内にできる「すみだ水族館」の内部が報道陣に初公開された。約400種、1万点の生物を展示し、施設内は自由導線を採用。入場者は自由に回遊可能で、さまざまな角度や視点で水族館を楽しめるようになっている。
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同水族館は、東京スカイツリータウンのウエストヤード5、6階に位置し、オリックス不動産が運営。総水量は約700トン。「いのちのゆりかご~水 そのはぐくみ~」をテーマに、都市にいながら、「いきもののいのち」とそれをはぐくむ「水」を体感できるような施設を目指し、初年度の来館者数約175万人と見込んでいる。
水槽の水は関東の水族館としては初という完全人工海水を実現。館内では、水量約350トンという国内最大級の屋内開放プール型水槽でペンギンやオットセイの生態が観察できる「水といのちの戯れ」ゾーンや、「東京諸島の海」をテーマにした「いのちのゆりかご・水の恵み~東京大水槽~」ゾーン、また、小さい生き物やサンゴ礁に焦点をあてたゾーンなども展開する。プール型水槽では、生物との距離を極力近づけた展示空間を用意。“空からの視点”を意識したという「スパイラルスロープ」も採用する。
東京スカイツリータウンは22日開業。すみだ水族館も同日オープンする。入場料は、大人2000円、高校生1500円、中・小学生1000円、幼児(3歳以上)600円。営業時間は午前9時から午後9時までだが、季節によって変動があるという。
プレス向け内覧会では、すみだ水族館のほか、イーストヤードにある「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」「ドームガーデン」「スカイアリーナ」など、東京スカイツリータウンの街区のさまざまな施設が公開された。(毎日新聞デジタル)