タレントの上地雄輔さんが22日、初代「一日国民生活センター長」に就任し、消費者庁(東京都千代田区)で行われた委嘱式に登場した。業者に雇われた“サクラ”が有名人などになりすまし、ユーザーに有料サービスを利用させ金をだまし取るサクラサイト商法の撲滅を目指すキャンペーンで、上地さんはなりすましの手口として悪用されたことがある芸能人として、一日センター長に就任し「サクラサイト商法の被害者が気の毒。有名人がお金を求めることは本当にないので僕からもメッセージを送りたいと思います」と訴えた。
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委嘱式は国民生活センターが主催する「詐欺的“サクラサイト商法”被害撲滅キャンペーン」(6月29日まで)の初日イベントで、サクラサイト商法の撲滅を目指している。国民生活センターが「一日国民生活センター長」を設けるのは初で、松原仁消費者担当相は「大変期待しているのでよろしくお願いします」と述べ、上地さんを一日国民生活センター長に任命した。
上地さんは、自身の名がかたられたサクラサイト商法の被害があったことを1カ月ほど前に聞いたといい「(被害の話を聞いたときは)悲しかった。どうしたらいいのかと思っていたら、このお話をうかがい引き受けました」と話し「一人でも多くの人を被害から救うため頑張りたいと思います」と意気込んだ。(毎日新聞デジタル)