女優の永作博美さんが23日、東京・表参道の青山劇場で行われた劇団☆新感線の最新作「いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』」の公開リハーサルに藤原竜也さんら出演者とともに登場。93年の舞台「TIMESLIP 黄金丸」以来2度目の参加となった「劇団☆新感線」での興行が大阪公演を終え、東京公演を前にしたことについて永作さんは「ここまで来たんで、この先の目標、次なに立てようかなという感じ」と話し、女優としての次なる目標を探しているようだった。
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「シレンとラギ」は二つの王国の陰謀と因果に翻弄(ほんろう)されるシレン(永作さん)とラギ(藤原さん)、そして2人を取り囲む人々の愛憎が入り組んだ人間ドラマ。チャンバラ劇やアクションが同劇団の特徴だが、今回は恋愛要素を盛り込んだ内容で、男女や親子間のしがらみを描く。初参加の高橋克実さん、石橋杏奈さんのほか三宅弘城さん、北村有起哉さん、古田新太さん、粟根まことさん、高田聖子さん、橋本じゅんさんが出演する。
会見には、高橋さん、古田さんも登場。「劇団☆新感線」初参加の藤原さんは、「日々新たな発見があって、おもしろい。大変ですけど楽しみながらやっています」と充実した表情を見せていた。同じく初参加の高橋さんは、4月24日~5月14日に行われた大阪公演について、「新感線は減点制があって、大阪公演ではやらかしてしまった……。(衣装の下にはく)ズボンをはかずに(舞台に)出たことある」と苦笑いしていた。
「劇団☆新感線」の看板役者としても知られる古田さんは、「和を乱す約1名を除いて和気あいあいとやっている」と告白。和を乱すのは北村さんだといい、「いい役者さんなんだろうけど、よくわからないです」と冗談とも本気とも言えない表情で話していた。古田さんは、「大阪公演では6~7割ぐらいのお客さんに喜んでいただいた。今後も6~7割ぐらいをめざしていきたい」とユーモアたっぷりにアピールした。
東京公演は青山劇場で5月24日~7月2日の日程で行われる。(毎日新聞デジタル)
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