東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、5月23~29日の集計を基に中古市場の今を振り返ってもらいます。
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「ドラゴンズドグマ」(PS3・Xbox360、カプコン)が予想以上のビッグヒットになりました。一時売り切れる店舗もでたほどで、特にユーザー数の少ないXbox360版は多くの店舗で品薄でした。やはり和製の据え置き機向けタイトルとしては久々の大作だったことに加え、「モンスターハンター」のカプコンが手がけるファンタジーアクションものということで、ライトユーザーまで取り込めたのが大きかったということでしょう。「うたの☆プリンスさまっ♪Debut」(PSP、ブロッコリー)も好調でした。
中古市場は引き続き「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」(PSP、バンダイナムコゲームス)がトップで、「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」(PS3、同)、「ファイアーエムブレム 覚醒」(3DS、任天堂)と続いています。「ドラゴンズドグマ」も8位に入っていますが、買い取った分はほとんど売り切っています。
今週は「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」(3DS、スクウェア・エニックス)が注目されていますが、今のところスロースタートです。同時発売されたドラクエシリーズのガイド本「ドラゴンクエスト25th アニバーサリー モンスター大図鑑」がアキバではほぼ完売しているだけに、ゲームの方も週末にかけての巻き返しを期待したいところ。また、中古店としては厳しいのですが、「メルルのアトリエ」(PS3、ガスト)、「ポータル2」(PS3・Xbox360、エレクトロニック・アーツ)といった人気作の廉価版も人気を集めそう。有名クリエーターが手がけた4作品が収録された「GUILD01」(3DS、レベルファイブ)は、売りづらいパッケージがやや難点か。せっかく4作品も入っているのだから、もう少し内容が分かるパッケージでもよかったと思うのですが……。
1位 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇(PSP)
2位 機動戦士ガンダム エクストリームバーサス(PS3)
3位 ファイアーエムブレム 覚醒(3DS)
4位 バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ(PS3)
5位 シャイニング・ブレイド(PSP)
6位 無双OROCHI2(PS3)
7位 ワンピース海賊無双(PS3)
8位 ドラゴンズドグマ(PS3)
9位 ペルソナ2 罰(PSP)
10位 モンスターハンター3G(3DS)
小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者
中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。
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