TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
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「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」(3DS、スクウェア・エニックス)が想定をはるかに上回る売れ行きでした。特にTSUTAYAでは、さまざまなキャンペーンを行ったこともあり、その効果も出たといえるでしょう。全国的には品切れしている店舗も多いのでは。2位は「ドラゴンズドグマ」(PS3、カプコン)。30代までユーザー層を伸ばしており、やりごたえのある内容も相まってロングセラーもありえます。4位の「GUILD 01」(3DS、レベルファイブ)は、同日発売の「テリー…」の陰に隠れてしまった印象。有名クリエーターが手がけたゲームが4本入って値段も手ごろなので今後に期待したいところです。
「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」の勢いは止まらないでしょう。新作では、ネットでも話題の「TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)」(PS3、SCE)がよさそう。また、「機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY」(PSVita、バンダイナムコゲームス)も登場。PSVitaの6月攻勢の第1弾として期待しています。
1位 ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D(3DS)
2位 ドラゴンズドグマ(PS3)
3位 マリオテニスオープン(3DS)
4位 GUILD 01(3DS)
5位 マリオパーティ9(Wii)
6位 実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳F 世紀末救世主伝説(PS3)
7位 ファイアーエムブレム 覚醒(3DS)
8位 モンスターハンター3G(3DS)
9位 蒼黒の楔 緋色の欠片3 明日への扉(PSP)
10位 ドラゴンズドグマ(Xbox360)
松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー
「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。
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