米女優のジョディ・フォスターさんの16年ぶりの監督作「それでも、愛してる」が公開中だ。親友の俳優メル・ギブソンさんと夫婦を演じている。ギブソンさんがビーバーのぬいぐるみを片手に怪演! 壊れかけた家族の絆と再生に真摯(しんし)なまなざしを向けた一作だ。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
メレディス(フォスターさん)は、玩具会社の2代目社長である夫ウォルター(ギブソンさん)と17歳と7歳の息子の4人暮らし。結婚20年目で、エンジニアとしてのキャリアも順調だった。しかし、夫がうつ病にかかり、家族はバラバラに。夫ウォルターは、車中のガラクタからビーバーのぬいぐるみを見つける。それを左手にはめると、うつが軽減するため、ウォルターはビーバーを通して周囲の人とコミュニケーションを取ることにするが、喜んだのは7歳の息子だけ。妻メレディスは戸惑い、17歳の息子は父親を受け入れられなかった。しかしウォルターは元気を取り戻し、やがて新商品を思いつく……というストーリー。
ビーバーのぬいぐるみ(これがあんまり可愛くないのも一興)と一心同体のギブソンさん。フォスターさんの依頼がなければ実現しなかったであろう配役で、繰り広げられるのは家族を取り戻そうともがく夫婦の姿だ。夫と妻の立場の違い、年の離れた2人の息子の違いが鮮明に描かれている。フォスターさんが演じるメレディスは、息子を守ろうと必死で、あるべき家族の理想を追い求めるあまり、その思いが夫を追い詰めていく。感情的になり過ぎない演出加減がいい。家族4人、それぞれの心の痛みをじっくりと見つめさせることに成功した。シネスイッチ銀座(東京都中央区)、新宿武蔵野館(東京都新宿区)ほか全国で順次公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
1995年公開の映画「ゴジラVSデストロイア」に登場したバーニングゴジラのソフトビニール製フィギュア「GVA-BC ゴジラ1995 Frog Tree 250(バーニングレッド)…
スカーレット・ヨハンソンさんとチャニング・テイタムさんが主演を務め、アポロ計画の裏側と奮闘を描いた映画「Apple Original Films『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)で主人公モアナが楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌う劇…
人気グループ「なにわ男子」の長尾謙杜さんが、2025年4月4日公開の映画「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)で劇場映画初主演を務めることが11月22日、分かった。ヒロイン役は俳…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を、ガー…