2日発表された6月30日と1日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、過去3作の全世界興行収入が25億ドル(約1995億5000万円)を超える大ヒットシリーズ「スパイダーマン」の新章の第1作「アメイジング・スパイダーマン」が、全国1092スクリーンという日本最大規模で公開され、土日2日間で約42万6700人を動員、興行収入約5億8100万円(うち3Dは77%)を挙げ、初登場首位を獲得した。12年公開の洋画でナンバーワンの大ヒットスタートとなり、興行収入50億円突破が期待される。
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6月23日、24日に行われた世界最速3D限定先行上映(一部劇場を除く)では、2日間で約19万4200人を動員し、興行収入約3億2100万円を記録。4日間の累計成績は約62万1000人を動員、興行収入は約9億100万円(うち3Dは85%)という結果になった。新作ではそのほかに、俳優の内野聖陽さん主演の人気ドラマを映画化した「臨場 劇場版」が初登場3位。全国254スクリーンで公開され、土日2日間で約13万4900人を動員、興行収入約1億4600万円となった。米俳優のジョニー・デップさんが製作・主演した新作「ラム・ダイアリー」は8位にランクインした。
「スパイダーマン」は、1962年に「マーベル・コミック」に登場した人気キャラクターで、平凡な青年だったピーター・パーカーが特別なクモにかまれて不思議な力を手にし、「スパイダーマン」としてさまざまな敵に立ち向かっていく姿を描いている。映画は、サム・ライミ監督がトビー・マグワイアさん主演で映画化して人気シリーズとなり、02~07年に3作が公開された。マーク・ウェブ監督がメガホンをとる「アメイジング・スパイダーマン」は、主人公のスパイダーマンをアンドリュー・ガーフィールドさん、初恋の相手グウェン役をエマ・ストーンさんが演じ、これまで描かれなかったピーターの知られざる一面が描かれている。
「臨場」は横山秀夫さんの警察小説が原作で、テレビ朝日系で放送された人気シリーズ。内野さん演じる「変わり者」の警視庁刑事部検視官・倉石が検視によって物いわぬ死者の「声」を聞き、事件の真相へと迫っていくストーリー展開で、映画では倉石が通り魔事件の真犯人に迫る。「ラム・ダイアリー」は、デップさんが映画「ラスベガスをやっつけろ」の原作者で親友の故ハンター・S・トンプソンさんの小説を映画化。夏のカリブを舞台に、ジャーナリストのポール・ケンプが、個性豊かな記者仲間に翻弄(ほんろう)され、さまざまな事件に巻き込まれていく……というストーリー。(毎日新聞デジタル)
1位 アメイジング・スパイダーマン
2位 スノーホワイト
3位 臨場 劇場版
4位 ホタルノヒカリ
5位 テルマエ・ロマエ
6位 メン・イン・ブラック3
7位 LOVE まさお君が行く!
8位 ラム・ダイアリー
9位 ダーク・シャドウ
10位 幸せへのキセキ
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