女子フィギュアスケートの安藤美姫選手が、次世代を担う女性のお手本となる個人・団体を表彰する「ロレアル エトワール賞」に選ばれ、4日、六本木ヒルズ(東京都港区)で行われた授賞式に出席。先日、ライバルである韓国のキム・ヨナ選手が14年のソチ五輪で引退を表明したことについて、安藤選手は「彼女は素晴らしいスケーター。いろんなことがあると思うが、同じ場に立つ競技者として、(引退を)決心したことは素晴らしい」とその決断をたたえた。
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同賞は、日本の若手女性科学者を支援しようと05年11月に創設された「ロレアル−ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」が今年で7周年を迎えることから、あらゆる分野を対象に目標に向かってチャレンジし、次世代のお手本となる個人・団体を表彰する賞として新設された。「ロレアル−ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」の方は、物質科学、生命科学の分野で博士後期課程に在籍または博士後期課程に進学予定の女性科学者を対象に賞を授与している。
フィギュアスケートを目指す子供たちのお手本になっているということで同賞を受けた安藤さんは「特別な賞をいただいたことをとても光栄に、うれしく思います。スケーターだけでなく、このような女性の賞をいただくのは初めてのことで、すごくびっくりしました」とコメント。また、女性として気をつけていることを聞かれ、「なるべく自分らしく生きることや、コンプレックスを個性と思うこと。(自身のコンプレックスは?)体型ですね。筋肉質なのが……。日本の女性は細い方が多いのでうらやましい」と語り、「あと、口が大きいのが(笑い)。でも、笑顔が好きと言ってくれる人も多いので、そこはチャームポイントとして捉えています」と笑顔を見せた。(毎日新聞デジタル)