「アバター」で一躍、時の人となり、その後「タイタンの逆襲」(12年)や「キリング・フィールズ 失踪地帯」(11年)など出演作の公開が続くサム・ワーシントンさんの主演作「崖っぷちの男」が7日に公開される。一人の男が、米ニューヨークのマンハッタンにある高級ホテルに宿泊。彼は21階に部屋を取り、ルームサービスを頼んで食事をする。彼にとっては“最後の晩餐”。指紋をきれいにふき取り、メモを残し、窓から外に一歩踏み出す……。彼にそうさせた原因はなんなのか。映画はそれを解き明かしていく。
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ワーシントンさん演じるその男ニックは、実は元刑事。ダイヤモンドの横領犯として投獄されていたが、不意を突いて脱獄。その足でホテルに向かい、窓の外に立ったのだった。彼が交渉人として指名したのは、女刑事リディア。自殺を思いとどまらせたいリディアと“何か”を考えているニック。2人の攻防が繰り広げられ……という展開。
パブロ・F・フェンヤヴェシュさんによる脚本は、すでに10年前からあったようだ。別のスタジオで進められていた製作が見送りとなり、その後、他のスタジオに移ったが、そこでも“お家事情”からお蔵入り。その脚本の存在を知っていた今作のプロデューサー、ロレンツォ・ディボナベンチュラさんとマーク・バーラディアンさんの手に渡るのだが、彼ら2人が、「RED/レッド」や「ソルト」「トランスフォーマー」シリーズといったエンターテインメント作を手掛けてきた人物とあれば、一見地味な今作への期待値も高まるに違いない。
実際、割と早い段階でニックの目論見は明らかになるが、その先にも「おやまあ」「なるほど」という展開が用意されており、最後まで観客を面白がらせるネタが仕込まれている。メガホンをとったのは、これまでドキュメンタリーを手掛け、今作が劇場長編デビュー作となるアスガー・レスさん。女刑事リディアに、9月公開の「ハンガーゲーム」にも出演しているエリザベス・バンクスさん。ほかにエド・ハリスさんらが出演。ちなみに、原題の「MAN ON A LEDGE」は、ビルからの投身自殺志願者を指す警察用語だという。7日より丸の内ルーブル(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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