12日から上演される舞台「日本の面影」で、着物での観劇を呼びかけるキャンペーンが実施される。期間中に、同舞台に着物で来場した人全員に、主演の紺野美沙子さんオリジナルの巾着3点セットがプレゼントされる。
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「日本の面影」は、84年に放送された山田太一さん脚本のテレビドラマで、テレビ大賞優秀賞、向田邦子賞を受賞した作品。その後、山田さんが戯曲に書き下ろし、国内外で公演された。明治時代を舞台に、近代化で姿を消していく日本の良きものを惜しんだラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)=草刈正雄さん=と、その妻・セツ(紺野さん)の愛の物語が描かれる。
同舞台は、紺野さんが主宰し、横浜市を中心に全国で朗読パフォーマンスを行ってきた「朗読座」の初の演劇公演にあたり、「日本人の価値観が大きく変わる中で、日本人が何を大切にしてきたかをあらためて感じてもらいたい」という思いからプロデュースに至った。同キャンペーンも、同様に日本の伝統文化を大切にしたいという思いから実施される。
公演は12~25日に俳優座劇場(東京都港区)で開催。(毎日新聞デジタル)