大島優子:米日本映画祭で初受賞 転落ヒロイン役で評価

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 映画「闇金ウシジマくん」で転落ヒロインを演じている人気アイドルグループ「AKB48」の大島優子さんが、12日から行われる北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」で、若い才能に与えられる賞 「Cut Above Award for Outstanding Debut」を受賞することが、わかった。大島さんは「女優として賞をいただいたこともなかったですし、遠く離れたニューヨークの映画祭で評価をいただいたと聞いて、とても光栄に思っています」と喜びを語っている。

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 「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平さんが週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載しているマンガが原作。トゴ(10日で5割)という違法な高金利で金を貸すヤミ金「カウカウ・ファイナンス」社長の丑嶋馨(うしじま・かおる)が、不良債務者たちを容赦なく追い込み、債務者たちの新たな活力を目覚めさせていく過程をリアルに描いた作品で、山田孝之さん主演で10年に連続ドラマ化された。劇場版も引き続き山田さんが主演を務める。8月25日公開予定。

 今作で“ヤミ金に追われ転落し破滅に向かう”ヒロインの鈴木未來(みこ)を演じた大島さんは、「今回の役柄は光と闇をさまよう難しいキャラクターで、演じる上で悩んだことも多かった」と振り返り、今回の受賞を受け、「今後も女優・大島優子として、より多くの作品に参加させていただき、一人の人間として磨きをかけていきたい」と思いを語っている。

 「JAPAN CUTS」は、今年で6回目を迎える北米最大の日本映画祭。最新の邦画が上映される機会とあって、アメリカ国内や海外からも注目を集めている。過去には、「告白」や「ヴィヨンの妻」「デスノート」「フィッシュストーリー」「かもめ食堂」「愛のむきだし」などの邦画が上映された。(毎日新聞デジタル)

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