鳥山明さんの大ヒットマンガ「ドラゴンボール」の完全新作劇場版アニメ「ドラゴンボールZ」が13年3月30日に公開されることが14日、「週刊少年ジャンプ」(集英社)のウェブサイトで発表された。新作は、オリジナルストーリーが展開され、鳥山さんが初めてアニメ版の脚本に協力。魔人ブウとの戦いが終わった後の“空白の10年”のエピソードが描かれ、孫悟空や孫悟飯をはじめ、クリリン、ピッコロ、ベジータらZ戦士が登場する。
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ドラゴンボールは週刊少年ジャンプ(集英社)で84~95年に連載された人気作で、コミックスは24カ国で翻訳され、発行部数は全世界約2億3000万部、国内約1億5000万部を誇る大ヒット作。アニメは、86年にフジテレビ系でスタートし、89~96年に「ドラゴンボールZ」、96~97年に「ドラゴンボールGT」が放送。11年間の平均視聴率は20%以上を記録している。09~11年には「ドラゴンボールZ」をリメークした「ドラゴンボール改」を放送。劇場版はこれまで、17作品が公開されており、新作が公開されるのは17年ぶりとなる。
劇場版アニメ「ドラゴンボールZ」の舞台となるのは、原作の517~518話、アニメ「Z」と「GT」の間の“空白の10年”。517話で悟空らと魔人ブウの戦いが終わり、518話では、その10年後に悟空と魔人ブウの生まれかわりの少年・ウーブが修行に出る……という展開だった。鳥山さんは、14日発売の週刊少年ジャンプNO.33で新作について「オリジナルの雰囲気はそのままに、ほんの少しだけ味付けを現代風にして、昔どおりの楽しい娯楽作品になると思います!」とコメントを寄せている。
新作は、アニメ「デジモンクロスウォーズ」「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」を手がけた細田雅弘監督がメガホンをとり、映画「GANTZ」「20世紀少年」シリーズの渡辺雄介さんが脚本、アニメ「ドラゴンボール」シリーズや「墓場鬼太郎」の山室直儀さんが作画監督、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の加藤浩さんが美術監督を担当する。(毎日新聞デジタル)
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