オダギリジョー:“チャラ男”役で本屋大賞作「舟を編む」に出演決定

映画「舟を編む」に出演が決まったオダギリジョーさん(左)と原作本の表紙
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映画「舟を編む」に出演が決まったオダギリジョーさん(左)と原作本の表紙

 俳優のオダギリジョーさんが、松田龍平さん主演で13年に公開される映画「舟を編む」(石井裕也監督)に出演することが18日、明らかになった。オダギリさんが演じるのは出版社の社員で勤める辞書編集部のイメージとは程遠い“チャラ男”といいオダギリさんは「“古き良き日本映画”の雰囲気を感じ、率直に良い本だなと感じました。(オダギリさん演じる)西岡は、『かすかな笑い』『静かな笑い』を担う役どころで、いろいろな演じ方ができる幅のある役」と意気込んでいる。

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 「舟を編む」は、12年本屋大賞を受賞した三浦しをんさんの小説が原作。主人公は、玄武書房に勤める馬締光也(松田さん)。馬締は営業部で“変人”と呼ばれていたが、辞書編集部に迎えられ、新しい辞書「大渡海」を編集することになる。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生をささげる学者、徐々に辞書に愛情を持ち始める“チャラ男”など個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する……というストーリー。ヒロインを女優の宮崎あおいさんが演じる。13年4月13日公開。

 オダギリさんが演じる西岡正志は、辞書編集部に配属になったことに初めは違和感を感じつつも、辞書編集部の仲間たちと新辞書作りに取り組むうちに辞書作りに愛情を持ちはじめるという設定で、映画のプロデューサーは「西岡は調子のよい男だが、キーになる役。オダギリさんは、重みも軽さも持ち合わせる最上級の俳優」と演技に期待を寄せている。(毎日新聞デジタル)

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