人気アイドルグループ「AKB48」の前田敦子さん(21)が27日、東京・秋葉原のAKB48劇場でメンバーとして最後の劇場公演に出演し、05年12月8日の初日から“不動のセンター”として立ち続けてきたステージでAKB48としての活動に笑顔で終止符を打った。
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前田さんは14歳、中学2年でAKB48に1期生として加入して以来、“不動のエース”としてグループを引っ張り続けてきた。前田さんの卒業公演には、高橋みなみさん、篠田麻里子さん、小嶋陽菜さんらチームAのメンバーをはじめ、板野友美さん、峯岸みなみさんら初期メンバーはもちろん、大島優子さんらも出演。一人一人が前田さんにお別れのあいさつをした。
続いて前田さんがあいさつに立ち「この7年間、すごく大変だったこともあったと思います。みんなでやめたいとそれしか言わない時期もあったと思う。それを乗り越えてここまで来れたのは、AKBのメンバーがいたからです。みんなで一つの目標に向かってこられたからです」と笑顔を見せ、「今日は、笑顔で言えそうです」とメンバーを見渡し、「今まで本当にありがとう」と満面の笑みで感謝した。
さらに「私は、この劇場が大好きです。そして、この劇場で一緒に踊ってくれたメンバー、応援してくれたみんなが大好きです。約7年間、長かったのか短かったのか分かりませんが、最高の7年間でした。みなさん、本当にありがとうございました」と深々とお辞儀。「AKB48チームAの前田敦子でした。本当にありがとうございました」と再び頭を下げ、最後は「桜の花びらたち」を全員で歌い上げた。
最後にメンバー全員がはけ、一人ステージに残った前田さんは、「ファンのみなさんにこうやって東京ドームの次の日に戻って来れたことすごくうれしかったです。これがAKB48だなって改めて思いました。私はすごいところにいることができたんだなと。私にはもったいないくらいの幸せでした。メンバーのみんなに秋元さんをはじめとするスタッフのみなさんに、そしてファンのみなさんに出会えたことすごく幸せでした。みなさん、ありがとうございました」と瞳を潤ませたが、「みなさんのおかげで無事卒業することができました。ここから頑張っていきます。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ、笑顔で手を振ってステージを後にした。(毎日新聞デジタル)