2700・八十島:声優陣絶賛に「次回作もありそう…」とニンマリ 「ベルセルク」声優初挑戦

「ベルセルク 黄金時代篇3 降臨」アフレコ会見に登場した(左から)窪岡俊之監督、櫻井孝宏さん、行成とあさん、岩永洋昭さん、「2700」八十島さん、ツネさん、「チョコレートプラネット」の長田庄平さん
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「ベルセルク 黄金時代篇3 降臨」アフレコ会見に登場した(左から)窪岡俊之監督、櫻井孝宏さん、行成とあさん、岩永洋昭さん、「2700」八十島さん、ツネさん、「チョコレートプラネット」の長田庄平さん

 お笑いコンビ「2700」が7日、劇場版アニメ「ベルセルク 黄金時代篇3 降臨」(窪岡俊之監督)のアフレコ会見に、主要な声優陣とともに登場。同映画の第1部のイベントで声優として参加できる権利を獲得し、初のアフレコ収録を終えた2人の演技について、「鷹の団」団長・グリフィスの声を担当する櫻井孝宏さんが「すてきでしたよ。収録を重ねれば重ねるほど、どんどんうまくなった」と絶賛すると、「2700」のツネさんは「皆さんから拍手をいただきましたから、うまかったのかな」と手応えを感じた様子で、八十島さんも「最初はなんかおぼつかなかったけれど、感情を入れてって言われてやりました」とうれしそうに語り、「次回作もありそうですね……」と窪岡監督にアピールしていた。

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 「2700」の役は、主人公・ガッツが隊長を務めていた「鷹の団」の切り込み隊員役で、ガッツ役の岩永洋昭さんは、2人の演技について「良かったんじゃないかな。僕も(今回声優が)初めてなので、そんな人様の評価はできない」とまじめにコメント。八十島さんは、ツネさんについて「感情を入れてって言われて『ガンダム』のアムロみたいになっていた。大丈夫かなと思いました」といい、自分の演技には「『できた!』って感覚だったんですが、岩永さんの声を聞いたら……声優さんが褒めてくれるのはパティシエがチロルチョコを食べて『おいしいね』っていう感覚か」ととたんに自信をなくし、「岩永さんはすごい! (キャラクターの)フォルムから似ている人はなかなかいないですよ」と絶賛していた。

 「ベルセルク」は三浦建太郎さんのマンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)の人気マンガ。戦乱で荒廃した架空の世界を舞台に、巨大な剣を使う青年ガッツが、異形の化け物を相手に壮絶な戦いを繰り広げる。劇場版アニメシリーズ「黄金時代篇」は20年以上にわたって描かれた同作をすべて映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第1弾として、ファンの間で最も人気が高く最もドラマチックな展開を見せる「黄金時代」を3部構成で映画化。「ベルセルク 黄金時代篇1 覇王の卵」、「ベルセルク 黄金時代篇2 ドルドレイ攻略」に続く、最終章として13年初頭に「ベルセルク 黄金時代篇3 降臨」が公開される。

 この日は、最終章「降臨」の本アフレコ収録を控えた会見で、岩永さんは「主人公の責任感はもともとあったが、いい意味で責任感が重なって、もっと自分の持っている力を出していい作品にしたいという気持ち。本当に死ぬ気で行かなきゃいけないんだなと思った」と意気込みを語った。櫻井さんは「彼らにとっていい時代が終わりを告げる最終章は、うまく言葉にできないけれど、キャラクターの気持ちに寄り添うと苦しい。頑張りたい」と熱を込めた。「鷹の団」唯一の女性戦士・キャスカ役の行成とあさんは、最後の台本とDVDをもらってから見るまで時間がかかったといい、「想像していたよりも自分の心がキャスカになっていたので、ぐらぐらします。すごくつらいですね。完成を映画館で見たら死んじゃうんじゃないかな」と作品への思い入れを語った。

 会見前には、TBSのコント番組「パワー☆プリン」(毎週水曜深夜0時55分)の声優争奪オーディションの収録も行われ、作品の大ファンだという「チョコレートプラネット」の長田庄平さんが出演権を獲得。窪岡監督は「やはり熱意が一番だったかな」と起用理由を語り、長田さんは「映画はファンの期待を裏切ってない! 映像美と声と音楽すべてがマッチしてるんです。ぜひ見てください!」とアピールしていた。オーディションの模様は19日に同番組で放送される。(毎日新聞デジタル) 

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