二階堂ふみ:減量に悪戦苦闘「赤ちゃんがおいしそう…」

映画「脳男」製作報告会見に登場した二階堂ふみさん
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映画「脳男」製作報告会見に登場した二階堂ふみさん

 第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於(しゅとう・うりお)さん原作の「脳男」の映画製作報告会見が13日、東京都内で行われ、瀧本智行監督と主演の生田斗真さん、二階堂ふみさんらキャストが登場。二階堂さんは「(役作りのため)減量しなくてはならず、思春期の体はやせなくてつらかった。電車を待っていたときにお母さんに抱かれている赤ちゃんがおいしそうに見えてやばいなと思いました」と明かし笑いを誘った。

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 映画は、生まれつき並外れた記憶力、知能、肉体を持ちながらも人間としての「感情」を持たない「脳男」と、トラウマを抱えながら脳男の謎に迫る精神科医、正義感を持って脳男を追い続ける刑事、心に深い闇を持つ連続爆弾魔がバトルを繰り広げるバイオレンスミステリーで、13年2月9日に公開予定。

 連続爆破犯で、生田さん演じる脳男を対峙(たいじ)する緑川を演じた二階堂さんは「監督に反抗しまくっていたので謝りたい気持ちでいっぱい。(撮影時は)暑かったし、爆破ばかりで……」と振り返ると、瀧本監督も「生田さんと二階堂さんには減量するように言ったので、僕も付き合って10キロ落としたんですが、その話を二階堂さんにしたら『メタボなオヤジと10代の女の子を一緒にするな』とにらまれました」と苦笑しながら明かした。

 一方、ダークヒーローの脳男を演じ、初の本格アクションに挑戦する生田さんは刑事役の江口洋介さんと撮影中27時間、アクションを続けたといい、「体と体のぶつかり合いで愛情をぶつけ合っていました」と話し、「6月から撮影だったんですが、1月から格闘技を習い始めて役作りをしました。こんなに準備期間をかけて撮影した映画はないので、今後の日本映画界や僕の俳優人生にとっても何か変わるきっかけになればと思う」と意気込んだ。

 会見は江戸川乱歩の「怪人二十面相」の舞台で、作家の松本清張さんも定宿にしていたという東京駅の「東京ステーションホテル」で行われ、江口さん、松雪泰子さん、太田莉菜さんも出席した。(毎日新聞デジタル)

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