今年流行した言葉を決める「2012 ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が8日、公式サイトで発表され、50語がノミネートされた。今年はロンドン五輪で日本人選手の活躍が目立ったことから五輪関連の言葉が目立ち、「霊長類最強女子」や「もっといい色のメダル」など8語が選ばれた。
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「もっといい色のメダル」は五輪100メートル背泳ぎで入江陵介選手が銅メダルを取った際にいった言葉。入江選手はその後の200メートル背泳ぎで銀メダルを獲得し、帰国後の会見でも同じ言葉を語り、4年後の健闘を誓った。
霊長類最強女子は、レスリング女子の吉田沙保里選手の偉業をたたえる称号で、五輪3連覇と世界選手権10連覇の計13連覇を成し遂げ、「霊長類最強」といわれた男子グレコローマンスタイル130キロ級のアレクサンドル・カレリン選手(ロシア)の持っていた五輪3連覇、世界選手権9連覇の連続優勝記録を塗り替えたことからついた。吉田選手の偉業をたたえ国民栄誉賞が贈られている。
五輪関連ではほかにも「27人のリレー」「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」「ジュリー」「ビッグパフェ食べたい」「金メダルに負けない人生」「チーム力」が選ばれた。
また、反原発絡みの用語も複数選ばれており、「原発ゼロ」「あじさい革命」「たかが電気のために」がノミネートされた。
同賞は84年にスタートし、毎年12月上旬に発表。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の読者審査員のアンケートで候補語を選出し、選考委員会がトップテンと年間大賞を選出する。発表は12月3日を予定している。(毎日新聞デジタル)
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