今年6回目を迎える東京・六本木の東京ミッドタウンのクリスマスイベント「ミッドタウン・クリスマス2012」のイルミネーション点灯式が15日にあり、女優の草刈民代さんと周防正行監督夫妻が登場。2人がタッグを組み現在公開中の映画「終の信託」のタイトル入りカチンコを周防監督の合図で草刈さんが鳴らすと、東京ミッドタウン全体に美しいイルミネーションが一気に点灯した。
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ミッドタウンのイルミネーションを初めて見たという草刈さんは「銀世界のようで素晴らしい」、一方、毎年訪れているという周防監督は「イルミネーションのなかに立ったのは初めて」とそれぞれ感激した様子。草刈さんが「これまで、こういう街の中のすてきな場所やイベントに足を運ぶことがなかったので、2人でそういう楽しみを十分に味わって、語らうのもいいかなと思いました」と笑顔で語り、周防監督も「同じ光景を一緒に並んでじっくり見るのも愛を感じることなのかもしれない」と顔を見合わせていた。
「ミッドタウン・クリスマス2012」は、2000平方メートルの広大な芝生広場を幻想的に彩るイルミネーション「スターライトガーデン」がメーン。スターライトガーデンは、ブルーをベースカラーに「宇宙」をイメージした光の動きと音が連動するエンターテインメントショーで、今年はLED照明が上下左右に動く「モーション・イルミネーション」を日本で初めて導入。さらにグラデーション効果やアニメーションを投影するなどして演出している。
点灯式で、クリスマスの思い出を聞かれると、草刈さんはバレリーナ時代、毎年この時期に踊っていた「くるみ割り人形」を挙げ、「子供のころから毎年、いろいろな役を踊ってきたのが思い出」とコメント。一方、周防監督は「必ずクリスマスには、家族で遊べるようなプレゼントをもらっていた」と幼少時代を懐かしそうに語りつつ、今年のサンタクロースへのお願いは「何も考えなくていい時間をもらえたら」と“休息”を希望していた。
イルミネーションのほか、巨大な雪だるま「ミッドタウン・スノウマン」や約1800体のサンタクロースを積み上げたクリスマスツリー「サンタツリー」の展示、本場フィンランドのサンタクロース来日パレードなどが行われる。12月25日まで。(毎日新聞デジタル)