ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太選手が6日、東京都の板橋区役所を訪れ、衆院選と東京都知事選の期日前投票を行った。16日の投票日は仕事のため、この日に投票した村田選手は「都民の役目として重要なこと。特に問題なくスムーズにできた」と充実の表情だった。期日前投票は初めてといい、「まさか、こんなにバタバタする人生を送るとは思っていなかった。期日に行ける人生が狂ってしまったので(笑い)。期日前に投票できたのはよかった」と五輪後の多忙ぶりを嘆いてみせた。
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また、村田選手は「日本人は選挙などに文句をいうわりには、参加しないというイメージがある。何か変えたいと思うなら参加するべきだ。僕はこういうのに参加するのは重要なことだと考えている」と主張。投票率が低いとされる若い世代に向け、「投票は僕たちが政治に直接タッチできる部分だと思う。ぜひ参加してほしいですね」と呼びかけた。衆院選、都知事選の期日前投票は15日まで。
五輪での金メダルのほか、リングの外でもベストジーニスト賞を受賞するなど大活躍の1年だったことに村田選手は「楽しい最高の1年になった」と振り返り、「ただ、新しい1年に向かってスタートしていかないといけない。来年は来年で最高の1年になるようにやっていきたい」と更なる活躍を誓った。また、今年やり残したことを聞かれ、「そうですね。妻とのけんかは五輪終わってさんざんしたんで、やり残してないですし(笑い)。忘年会ぐらいですかね。五輪のコーチとかで集まってやることがなかったので、忘年会というより“ありがとう会”としてやれればいいかな」と笑顔で語っていた。(毎日新聞デジタル)