女優の大竹しのぶさんが、急性呼吸窮迫症候群のため5日に亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎(本名・波野哲明=なみの・のりあき)さん(享年57)への思いを、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「大竹しのぶのオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送、毎週木曜日午後10時~)の6日の放送で語っている。大竹さんは「私の中で今、これから演劇界、歌舞伎界はどうなっていくんだろうという不安もあるんですね」と胸の内を明かしながら、「彼はまだいるんだと、私たちを見守ってくれているんだと考え直すことにしました。演劇の神様としていつまでも見守ってほしいなと思います」と話している。
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大竹さんと勘三郎さんは、大竹さんが20歳のときに勘三郎さんの歌舞伎以外の初めての舞台「若きハイデルベルク」で共演して以来の友人で、99年に勘三郎さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「元禄繚乱」で夫婦役を演じてからは、家族ぐるみの付き合いを続けてきた。
大竹さんは、勘三郎さんが亡くなったことを「まだ私の中では『冗談だよ、大竹!』って起きてくる感じがするんですね」と話し、「誰もが彼を好きになるぐらい素晴らしい歌舞伎役者であり舞台俳優であり、そして人間性あふれるすてきな方でした」としのんでいる。また、「普通だったらへこたれてしまいそうなことも彼は我慢して、なおかつ治りたいという強い意志、生きていたいという強い意志をもって闘っていました」と病魔と闘う様子を振り返った。
番組では、勘三郎さんが6歳のときに三木のり平さんとともにレギュラー出演していたラジオ番組の音声も公開。大竹さんは「早口でしゃべるところは今も変わっていないですね」と話し、「今、別れなければいけないという、神様が決めたこの時期っていうのが、いったいどういう意味なのか、答えを出していくために、明日からまたお芝居を頑張っていきたいと思います」と決意を新たにしている。(毎日新聞デジタル)
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