注目の新譜:吉井和哉「18」 オハコ満載のソロデビュー10周年を記念したベストアルバム

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 ソロデビューから10周年を迎えた吉井和哉さんがベストアルバム「18」(EMIミュージック・ジャパン)を23日に発表した。

ウナギノボリ

 ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」が01年の東京ドームでのライブを最後に活動を休止。ボーカリストだった吉井さんがYOSHII LOVINSONの名前でソロデビューシングル「TALI」を発表したのは03年10月だった。以来10年、6枚のフルアルバムを発表し、勢力的にライブ活動を行ってきた。その中からシングル曲、代表曲を中心に編集したベストアルバムだ。映画「鍵泥棒のメソッド」の主題歌「点描のしくみ」と「煩悩コントロール」の2曲は、ドラムとベースを差し替えた新録バージョン。ちあきなおみさんの歌で知られる「朝日楼(朝日のあたる家)」のカバーと2曲の新曲も併せて収録する。タイトルの「18」とは、十八番(オハコ)と吉井さんの名前、和哉(かずや)にかけたもの。王道のロックサウンドとユニークな言葉遣いで、日本のロックシーンに新たな世界を切り開いてきた吉井さんの音楽の熟成の過程を聴くことができる。

 アルバム「18」はCD2枚組み、24曲入りで3500円。ライブ音源やレア楽曲を13曲収めたCDと、ドキュメンタリー映像などを収めたDVDを追加した初回限定盤は5800円。さらに、完全生産限定アナログ盤は、初回限定盤と同内容で、ベスト盤2枚の楽曲を収録したアナログレコード4枚とレコードバッグ、ポスターをプラスして1万2000円。(毎日新聞デジタル)

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