佐藤仁美:いじめ役に「やっぱりね」 ミュージカル「アニー」に初出演

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 女優の佐藤仁美さん(33)が今年で28年目を迎える人気ミュージカル「アニー」にミス・ハニガン役で初出演することになり、31日、東京都内で行われた製作発表会見に出席。主人公のアニーをいじめるハニガン役のオファーに佐藤さんは「やっぱりねと思った。最近は『家政婦のミタ』のおかげで、意地悪な役が多かったんですが」と苦笑混じりに明かすも、歴代の中で最も若い同役に「歴史ある『アニー』で、この年でこの位置をいただけたことをとても光栄に思います」と喜んでいた。

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 製作会見には、約9000人の応募の中からオーディションで選ばれたアニー役の吉岡花絵さん(11)と石川鈴菜さん(11)や、8年連続でウォーバックスを演じる目黒祐樹さん(65)なども出席。佐藤さんはミュージカルで本格的に歌を披露するのは今回が初めてといい、「2人の“アニー”と一緒に成長していきたい」と意気込み、赤毛のパーマのかつらをかぶったアニー役の2人を前に「私もかつらかぶりたい。でも私がかぶると“雷様”になっちゃうから、裏でこっそりと」と語り、笑いを誘った。

 「アニー」は1933年のニューヨークが舞台。10年前に孤児院の前に置き去りにされた11歳の女の子・アニーが、大富豪ウォーバックスの秘書グレースに気に入られ、クリスマスの2週間をウォーバックスの元で過ごす。アニーを養子にしたいと願うウォーバックスは、アニーのいつか両親と暮らしたいという夢を知り、懸賞金をかけてアニーの両親を捜す。ところがそれを知った孤児院の院長、ミス・ハニガンと弟のルースター、その恋人のリリーが悪だくみを始める……というストーリーが展開される。

 6回目の挑戦でようやくアニー役を射止めたという吉岡さんは、「夢のようです。小さいころからの憧れの『アニー』にわくわくしてます」と笑顔。石川さんも5回目の挑戦でアニー役を射止めたといい、「私もうれしいです。また来ようねっていわれる舞台にしたいです」と語り、同舞台“常連”の目黒さんは「『アニー』は一つのチーム。全員で力を合わせて素晴らしい作品につなげていきたい」と意気込みを語った。会見にはグレース役の彩輝なおさん、ルースター役の川久保拓司さん、リリー役の杉本有美さんも出席した。

 ミュージカル「アニー」は、東京公演が4月20日~5月6日、青山劇場(東京都渋谷区)で開催。その後8月に大阪、鳥取、名古屋公演も行う。(毎日新聞デジタル)

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