歌舞伎俳優の尾上菊之助さんが6日、東京・六本木のサントリー美術館で開催される「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎−江戸の芝居小屋−」展のオープニングイベントに登場。昨年末に歌舞伎役者の中村勘三郎さん、3日に市川團十郎さんが死去したことに触れ、「偉大な先輩がお亡くなりになられて、歌舞伎界にとって非常に今、気を引き締めるべき時であり難局だと思っております」と厳しい表情で語り、「しかし時間は前に進みます。私たち若手はやる気でございます。若手俳優一丸となって次の歌舞伎座で頑張ってまいりたいと思います」と4月の新歌舞伎座の開場に向けて意気込んでいた。
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「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎−江戸の芝居小屋−」展は、新歌舞伎座の開場を記念して、近世の芝居小屋から現在へとつながる歌舞伎の劇場空間が成立するまでの歴史を、絵画作品を中心に展示。同所で3月31日まで開催される。
イベントでは、展示会のオープニングを祝うテープカットが行われた。新歌舞伎座の設計を手がける建築家の隈研吾さんや松竹の大谷信義会長らも出席した。(毎日新聞デジタル)