綾野剛:タイプは「女性なら誰でも」とぶっちゃけ発言

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 俳優の綾野剛さんが20日、法政大学市ケ谷キャンパス(東京都千代田区)で行われた映画「横道世之介」(沖田修一監督)のトークイベントに主演の高良健吾さんらと一緒に登場。魅力を感じる女性というテーマに、綾野さんは「ほっといていいなら(ヒロイン役を演じた)吉高由里子さんが演じた祥子のような喜怒哀楽がはっきりしている気持ちいい女性がいいですね。それ以外何もいらない」と理想を語るも、「四の五のいいましたけど、女性だったらいいです」とぶっちゃけ、観客を笑わせていた。

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 一方、高良さんは「優しい人がいいです。自分が現場に行きやすくて、思いやりがある人がいいですね」とふんわりとした回答で、綾野さんから「要はいろいろほしい。なんとなくいい感じなものがほしいということでよろしいですか?」と指摘され、「はい」と苦笑いを浮かべていた。

 「横道世之介」は、08、09年に毎日新聞夕刊で連載された吉田修一さんの青春小説が原作。同年に単行本化され、10年に本屋大賞3位と第23回柴田錬三郎賞を受賞している。舞台は80年代後半、長崎の港町に生まれた主人公の横道世之介(高良さん)は18歳で大学進学のため上京。嫌みのないずうずうしさと他人の頼みは断れないお人よしで、人がなぜか寄ってくるという性格の世之介の日常やガールフレンドの令嬢・与謝野祥子(吉高さん)ら世之介を取り巻く人々との日々を描く。

 イベントには、高良さん、綾野さんのほか、池松壮亮さん、沖田監督が登壇し、学生など約600人を前に、さまざまなテーマでトークを繰り広げた。「この道に進むきっかけは?」という質問に綾野さんは、スカウトで芸能界に入った当時は「芝居は恥」という考えだったといい、「スカウトされたとき『芝居は嫌です』っていって。今でも恥ずかしい。恥だとは思ってないですけど。でも、(当時)受かってしまったオーディションがあり、監督が真剣に向き合ってくれたことが響いているのだと思う。現場の階段上がっているときにふと、『役者やろうかな』と思って。それが今や10年ぐらいになります」と振り返っていた。

 また、高良さんが役者を志したきっかけがテレビドラマ「私立探偵 濱マイク」だったことを明かすと、綾野さんは「余談ですけど、『濱マイク』にエキストラとして出てるんですよ」と意外な縁を明かし、2人で盛り上がっていた。また、男子学生から「女の子と会話が続かない」という悩みに、綾野さんは「黙っていて隣に座っているのがいいですよ」と男前なアドバイスを送る一方、高良さんは「目をかすめたらいいじゃないですか?」と独特なアドバイスをして、笑いを誘った。

 さらに、舞台のモデルとなり、撮影も行われた法政大学が会場ということで、同大学の印象を聞かれた綾野さんは、「箱根駅伝が好きなんですけど、茶髪にしたり、サングラスをかけた徳本(一善)選手とか素晴らしい選手がいて、陸連にこびを売らない素晴らしい学校だと思ってまして、個人的に大好きです」と語り、会場を盛り上げていた。(毎日新聞デジタル)

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