ガラスの仮面:連載38年で初の映画化 ギャグアニメで原作者「困惑しています……」

劇場版アニメ「ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋! 紫のバラは危険な香り!?」のビジュアル (C)美内すずえ/白泉社  2013  (C)2013「ガラスの仮面ですが」製作委員会
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劇場版アニメ「ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋! 紫のバラは危険な香り!?」のビジュアル (C)美内すずえ/白泉社  2013  (C)2013「ガラスの仮面ですが」製作委員会

 美内すずえさんの人気少女マンガ「ガラスの仮面」(白泉社)をギャグアニメ化した「ガラスの仮面ですが」が映画化されることが26日、明らかになった。映画のタイトルは「ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋! 紫のバラは危険な香り!?」。ギャグアニメながら「ガラスの仮面」が映画化されるのは、アニメ、実写を通じて75年の連載開始から38年にして初となる。

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 原作者の美内さんは、「ガラスの仮面」がギャグアニメで初めて映画化されることについて、「私も困惑しています……。テレビだけじゃなく映画でも、マヤが、亜弓が、月影千草が、こんなことになるなんて!」とコメント。97~98年に放送されたテレビドラマで主人公・北島マヤを演じた安達祐実さんからは「私も演じたマヤがどうなってしまうのか?」との声もあがっており、月影千草にふんして原作コミックのポスターに登場したこともあるマツコ・デラックスさんは「アタシは見ません!」と宣言している。

 「ガラスの仮面ですが」は、75年に「花とゆめ」(白泉社)でスタートし、現在は「別冊花とゆめ」(同)で連載中の長寿作「ガラスの仮面」を大胆にアレンジしたギャグアニメ。主人公で天才的な演技力を持つ少女・北島マヤやライバルの姫川亜弓ら「ガラスの仮面」の登場人物が、ヤンキーとなって暴走族の総長を目指したり、漫才コンビや女性会社員になるなどして、シュールなギャグを繰り広げる。

 映画では、マヤ、亜弓、月影千草が国際的なスパイトリオ「紅の天女」の一員になって、小野寺総統率いる国際的な窃盗団「怨(おん)ディーヌ」によって盗まれた秘宝「ダイヤの仮面」を奪還するというミッションに挑む。制作は、テレビアニメ同様「秘密結社 鷹の爪」のDLEが担当する。6月22日公開予定。テレビアニメ版はBS12ch「TwellV」で4月7日から毎週日曜午後9時54分~10時に放送される。(毎日新聞デジタル)

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