人気ゲーム雑誌「ファミ通」などを発行しているエンターブレインが5日に発表した12年度の国内家庭用ゲームの市場調査によると、国内ゲーム市場規模がハード・ソフト市場合計で前年比1.2%増の4470億円で、5年ぶりに増加に転じたことが分かった。任天堂の新型ゲーム機「WiiU」の発売や「PSVita」の値下げによりハード市場を底上げした。
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ハードは、ニンテンドー3DSが約565万台を売り上げるなど、昨年に続いて好調(昨年は約464万台)。2月に大幅値下げしたPSVitaは約78万台。値下げ効果で、約62万台だった昨年より売り上げを伸ばした。また、昨年12月に発売された任天堂の新型ゲーム機「WiiU」は、約86万台を記録した。ハードの販売額は前年比5.0%増の約1788億円だった。
ソフトはニンテンドー3DSの「とびだせ どうぶつの森」(任天堂)が約334万本を売り上げ1位。2位はニンテンドーDSの「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」(ポケモン)で約293万本、3位はニンテンドー3DSの「New スーパーマリオブラザーズ2」(任天堂)で約200万本だった。4位のニンテンドー3DS「ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち」(スクウェア・エニックス)も約119万本を売り上げ、昨年の3タイトルを上回る4タイトルが100万本を超えるヒット作となった。しかし、ソフト全体の販売額は前年比1.2%減の約2691億円にとどまった。
調査は、エンターブレインが12年3月26日~13年3月31日の期間、全国の約3600店の売り上げデータを基に集計した。(毎日新聞デジタル)
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