荒木飛呂彦:サスペンスをテーマに映画エッセー本第2弾を発売

「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS
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「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS

 マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦さんが“サスペンス”をテーマに映画論を展開した新書「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」(集英社)が17日に発売される。「サスペンスはミステリーだけでなく、バカバカしいコメディーの中にも、子ども向けのアニメの中にも存在する」と話す荒木さんが、アクション、ラブストーリー、アニメなどあらゆるジャンルの中から「サスペンスの鉄則」が潜む作品を取り上げ、その魅力を紹介する。

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 本書は、新書判224ページで、価格は777円。荒木さんにとって、11年6月に発売した「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」に続く、2冊目の映画についての著作。名作の条件を「男が泣けること」と定義し、「クリント・イーストウッドはジャンルだ」と言い切るなど、荒木さんの偏愛が詰まった一冊となっている。また、よいサスペンスの条件として「主人公に感情移入できる」「設定描写」「ファンタジー性」など五つをあげ、「自分がマンガを描く時も、これらを満たすように心がけている」とつづるなど、荒木さんの創作術の一端をのぞかせている。

 そのほか、荒木さんが選ぶサスペンス映画ベスト20も紹介。巻末には本書で取り上げた映画作品の年表も収録している。(毎日新聞デジタル)

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