ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は「テラリア」(PS3)です。スパイク・チュンソフト海外事業グループのプロデューサー・本間覚さんに作品の魅力を聞きました。
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−−ゲームの内容について教えてください。
本作は、横スクロールの広大な箱庭世界を舞台に冒険する、モノづくりアクションアドベンチャーゲームです。プレーヤーは地面を掘ったり、敵を倒したりして素材を集め、その素材から新しい装備品や家具を製作できます。より強力な武器・防具を作れば、ボスとの戦いが楽になります。作った家具は世界のどこにでも設置でき、「粘土」から作った「レンガ」などのアイテムを上手に使えば、自分の好きな場所に、好きな形の家を建てられます。
−−セールスポイントは?
本作のセールスポイントは、途方もない“自由度”です。どれだけ自由かというと、世界を構成する「木」や「石」「土」などがすべてブロックでできており、プレーヤーは道具を使って、それら“すべて”を掘ったり、切ったりして素材として手に入れることができます。自分の思ったとおりに世界を作り替えることが可能です。
−−企画のコンセプト、開発の経緯は?
スパイク・チュンソフトより販売する「テラリア」は、海外でPC向けに開発されたゲームソフト「Terraria」のPS3向け日本語版となります。私がユーザーとして本作のPC向け英語版をプレーした時、100時間以上プレーするほどのめり込み、ぜひともこの素晴らしいゲームを、日本のユーザーにも広めたいと考えました。その後、開発元と交渉を重ね、日本では弊社にて日本語へのローカライズと販売をさせていただけるようになりました。
−−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。
普通、ゲームの開発というと、たくさんのプログラマーやデザイナー、プランナーなどが参加し、みんなで一つのモノを作り上げます。しかし“ローカライズ”という仕事は、既にできあがっているゲームを日本語にする作業がメインとなり、また予算的な余裕がないことが多いため、開発に参加する人数はぐっと少なくなります。本作では、翻訳や取扱説明書の執筆など、多くの業務を私一人で行いました。大変ですが、逆にやりがいがある仕事だと思っています。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
「テラリア」はオンラインで最大8人で遊べるゲームです。友達と一緒にひたすら地面を掘りまくったり、協力してボスモンスターを一狩りいったり、素材を持ち寄ってお城を建てたり、賞金をかけてプレーヤー同士で対決したり、何でもできます。「テラリア」を気に入っていただけたら、ぜひ友達にもこのゲームを広めて、新しい遊びかたを見つけてみてください。
スパイク・チュンソフト 海外事業グループ プロデューサー 本間覚
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