人気アイドルグループ「AKB48」の32枚目のシングル(8月発売予定)を歌うメンバーを選ぶ「第5回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが8日、日産スタジアム(横浜市港北区)で行われ、前回5位の篠田麻里子さんは9万2599票を獲得し5位だった。篠田さんは「ひとつの決断をしようと思いました。私、篠田麻里子はAKB48を卒業します」と宣言した。
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篠田さんは「去年は総選挙で『つぶすつもりで来てください』とスピーチしました。たくさんの後輩たちが頑張っている姿、期待に応えようと頑張っている姿を今日も見ていてこんなにも後輩が頑張っているんだなと見てうれしかったし、AKB48グループはまだまだ上に行けるんだなと実感しました。後輩の姿を見ていたら、私が一つの決断をしようと思いました。私、篠田麻里子はAKB48を卒業します」と宣言。
さらに「本当に、(涙でくずれる)つぶされたとかではなく、後輩の勢いある姿を見てうれしくなったし、AKB48に悔いはありません。ありがとうございます。でも、後輩たちが一歩踏み出そうとしているので、私も一歩踏みだそうと決めました。卒業は地元でと思っていたので、急ではあるんですが来月の福岡ドームで卒業させてください」と来月の卒業を発表した。
また「AKB48グループはまだまだ上を目指せる。卒業してもメンバーを見守っていきたい。8年もAKBを続けていられたのはファンの皆さんがいたからこそ。応援してくれるファンの皆さんは私の宝物です。ありがとうございました。卒業は今年だと思っていました。みんなの勢いをみて、後輩に席を譲るのも私らしいかなと思ってこの決断をしました」と話した。
篠田さんは86年生まれの27歳で、AKB48のチームAに所属。グループ最年長で「麻里子様」と呼ばれる。ソロ活動も多く、冠番組「麻里子さまのおりこうさま!」(NHK総合)を持ち、ファッションブランドも立ち上げている。過去の総選挙の成績は第1回が3位、2回は3位、3回は4位、4回は5位で、今回の中間発表では15位と出遅れていた。また、前回の総選挙では後輩らに「つぶすつもりで来て」とエールを送ったことも話題になった。
「AKB48選抜総選挙」は09年から行われており、5回目となる今回は初めて立候補制をとり、前回1位の大島優子さんら選抜常連組をはじめ、次世代を担う若手メンバーや姉妹グループ、卒業メンバーら史上最多の246人が参加した。 (毎日新聞デジタル)