個性的な戦国武将たちが戦いを繰り広げる人気アクションゲーム「戦国BASARA」(カプコン)を初めてミュージカル化する宝塚歌劇団花組公演「ミュージカル・ロマン『戦国BASARA』−真田幸村編−」のゲネプロが14日、東急シアターオーブ(東京都渋谷区)で行われた。ゲネプロ後、取材に応じた主人公の真田幸村を演じる同劇団・花組男役トップの蘭寿とむさんは、「カプコンさんの大人気のゲームソフト『戦国BASARA』をさせていただいて、本当に光栄」と笑顔を見せ、「(真田幸村の)熱血漢のところと、宝塚ならではのラブロマンスの部分もお見せできたら。初日からパワー全開でお届けしたい」と力を込めた。
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「ミュージカル・ロマン『戦国BASARA』−真田幸村編−」はゲームでも人気の高い武田軍の若き闘将・真田幸村(蘭寿さん)を主人公に、武田信玄と宿敵・上杉謙信(明日海りおさん)の戦いや人間ドラマを描く。また、同公演でのオリジナルヒロインで、幸村に淡い恋心を抱く幸村の幼なじみ・いのりを花組娘役トップの蘭乃はなさんが演じる。
この日、ゲネプロを鑑賞した「戦国BASARA」の小林裕幸プロデューサーは、「戦国BASARAならではの宝塚さんとのコラボがしっかりできてる。戦国だがしっかり華があって、ミュージカルなので歌と踊りがある。各自でキャラクターを研究されているので、何も言うことがない」と大絶賛。再現度の高い衣装でアクションやダンスシーンを披露した蘭寿さんは「(衣装が)重いので立ち回りが大変。LEDの武器はかなり重くて、それをさばくのが大変なので、もっと筋力をつけたい」と話していた。
劇中では、宝塚版ということでバラが登場する演出も用意。明日海さんは「バラが出てきたときに拍手をいただいた。(宝塚公演を)ご覧になっていただいた方にはこれぞという感じ! その空間を楽しんで、バラをバッグに宝塚感を打ち出していきたい」と笑顔を見せていた。「ミュージカル・ロマン『戦国BASARA』−真田幸村編−」は6月15日~7月1日に同所で上演。(毎日新聞デジタル)
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