サザンオールスターズ:23年ぶり映画主題歌 平和への祈りを込めた新曲書き下ろし

23年ぶりに映画主題歌を提供したサザンオールスターズ
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23年ぶりに映画主題歌を提供したサザンオールスターズ

 再始動を発表したロックバンド「サザンオールスターズ」の新曲「蛍」が、累計280万部を超える百田尚樹さんの大ベストセラー小説を映画化した「永遠の0」(山崎貴監督)の主題歌となることが12日、明らかになった。サザンオールスターズの曲が映画の主題歌となるのは、桑田佳祐さんが監督を務めた映画「稲村ジェーン」(1990年)の「真夏の果実」以来で23年ぶり。桑田さんは「映画の中に流れている『平和への祈り』のようなメッセージを、私なりに音楽という形を通じて、多くの方々に伝わっていくためのお手伝いが少しでもできれば」とコメントしている。

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 「蛍」は、8月7日に発売される54枚目のシングル「ピースとハイライト」に収録される新曲。映画の製作サイドから熱烈なオファーを受けた桑田さんが、製作途中段階の映画を見て強く共感し、主題歌として書き下ろした。桑田さんは「『家族のために必ず生きて帰る。それこそが愛ではないか』。そう信じ、『待っている人がいる』ことそのものが生きる力となり、生きる原動力となっている。現代を生きる私たちにも通ずる、そんな主人公の姿に非常に大きな感動をいただきました」と映画について語っている。

 楽曲は、オーケストラをバックに、現代にも通じる普遍的な平和への祈りを歌う壮大なスケールのバラードで、映画関係者からは、早くも「歌が流れるエンディングでもう一度泣ける」と評判になっているという。山崎監督は「伝説のグループ『サザン』が、復活早々僕たちの映画の主題歌をやっていただけるということに大変興奮しています」と喜び、「切なさの中に希望や覚悟が内包されている素晴らしい楽曲。映画本編に続けてこの曲を聴いたとき、何か『救われた』という思いがあふれてきました」とコメントしている。映画は12月21日公開予定。(毎日新聞デジタル)

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