裏マンP:2枚目のアルバムを9月発売 釘宮理恵出演のボイスドラマ収録

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 音楽とイラストを創作する姉弟ボカロPユニット「家の裏でマンボウが死んでるP」(裏マンP)の2枚目のアルバム「壊れた世界で花を抱(だ)く」が9月25日に発売されることが12日、明らかになった。数量限定盤には、楽曲に加え、声優の釘宮理恵さんと小野憲章さんが参加するボイスドラマも収録される。

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 「壊れた世界で花を抱く」は、新曲「風が吹けば人類が終わる」のほか、スクウェア・エニックスのウェブコミック配信サイト「ガンガンONLINE」で連載中のマンガ「浮かれバケモノの朗らかな破綻」のテーマソング、「地底人が見せた抜群の生活感」「星のとなりの空け者」をはじめ、すでに動画投稿サイト「YouTube」「ニコニコ動画」に発表されている人気楽曲など全12曲を収録。

 「10,599(天国)級」と銘打った数量限定盤では、全楽曲を一つの物語としてつなぐボイスドラマを曲間に挿入するという新しい試みに挑戦。ボイスドラマは、1枚目のアルバム「My Colourful Confuse」に収録された曲「神様はエレキ守銭奴」をベースにしたストーリーで、地球を創った女神・ビクトリア(釘宮さん)と秘書の雛田ミコシ(小野さん)が資金不足のため不完全につくってしまった地球で人類が起こす予想外の行動にあわてふためきながらも、いつしか魅力を感じるようになっていく……という展開。作詞・作曲を担当するタカハシヨウさん書き下ろしの小説と、絵師の竜宮ツカサさんが描くイラストも封入される。

 ボイスドラマの脚本も手がけたタカハシさんは「ストーリーがあっちこっち展開するんですが、アルバムの最後には一つの結論に達します。物語にはたくさんのサプライズも用意しています」とアピールし、「ボイスドラマや曲を聴きながら、小説やイラストを手にとって楽しんでいただけたら」とコメント。一方、声優キャストの釘宮さんは「巧みな言葉のかけ合いも面白いし、物語の視点がユニーク。不思議な世界観で、予想できないストーリーが展開していく魅力がある」、小野さんは「今まで出会ったことのないすごく新しいアルバム。全体通して一つの作品が完結していて、まるで舞台や映画を鑑賞したような感覚を味わえる」と語っている。

 通常盤は2200円、ボイスドラマ入りの数量限定版は2970円。ともに、コミックス「浮かれバケモノの朗らかな破綻」1巻(8月22日発売)とのダブル購入プレゼント応募券が封入されており、抽選で100人に特製チャームストラップがプレゼントされる。また、アマゾンで購入するとタカハシさんの盟友で「ロゼッタ」などで知られる「10日P」によるボイスドラマのサウンドトラックとキャスト声優のフリートークを収録したスペシャルCDが特典として付いてくる。18日には、タカハシさんのレギュラーラジオ番組「YOKOHAMA RADIO APARTMENT 家の中で生きてるラジオ」(FMヨコハマ)に小野さんがスペシャルゲストとして出演する。(毎日新聞デジタル)

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