初音ミク:驚きの3D映像で躍動 21日からアキバでコンサート

3D modeled by ままま (C)ANGEL Project  (C) Crypton Future Media, INC.  www.piapro.net
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3D modeled by ままま (C)ANGEL Project (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

 音声合成ソフトから誕生した人気キャラクター「初音ミク」のコンサート「ANGEL Project 旗揚げ公演 HATSUNE Appearance 夏祭初音鑑(なつまつりはつねかがみ)」のプレビュー公演が20日、東京・秋葉原のイベント会場「ベルサール秋葉原」で行われた。ツインテールの緑色の髪を揺らしながら登場した初音ミクは、しなやかな動きで楽曲「シュガービッツ」などを披露。初音ミクの動きに合わせて衣装がひらひらと揺れたり、背景の影が動いたりするなど驚きのクオリティーで、報道陣を驚かせた。

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 コンサートは、江戸の芝居小屋をモチーフに、テクノロジーと、光と音の演出を組み合わせた映像エンターテインメントで、21~29日の9日間、同場所で行われる。「ANGEL Project」は、3DCGムービーを作成するソフトウェア「Miku Miku Dance」を操るクリエイターを起用して映像を制作する「はつあぴ夏制作委員会」を中心としたプロジェクトで、昨年9月に横浜・八景島で行った同プロジェクトのプレビュー公演から、映像クオリティー、演出、音響をパワーアップさせ、今回のコンサートに至ったという。

 プレビュー公演にミニスカート姿で登場した初音ミクは「みなさん、こんにちは! 初音ミクです。今日は最後まで楽しんでいってくださいね」と聞き取りやすいクリアな音声であいさつ。「学園×∀ssassinatioИ」「Tell Your World」などの楽曲を披露した際には、歌詞に合わせて目を閉じたり、観客に手を振ったり、振り付けでジャンプをするなどキレのある動きを見せた。

 総合プロデューサーの福岡俊弘さんは「背景の映像、側面の映像も含めて、昨年の八景島のものよりパワーアップしたものになっていると思う」と手応えを感じている様子。「かぐや姫のような話にしようと思った」と話した福岡さんは、「物語にマッチした曲を選ぶために、7000~8000曲聞いて、楽曲の選定に2カ月くらいかかった。動画の制作は4月にスタートして、昨日までやっていました」と明かしていた。(毎日新聞デジタル)

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