スポーツ選手への資金支援などを目的とした「第3回マルハンWorld Challengers」公開オーディションが27日、東京都内で行われ、MCを務めたお笑いコンビ「ますだおかだ」と審査員を担当した大相撲の貴乃花親方らが登場した。芸人として“支援”してほしいことを聞かれた「ますだおかだ」の増田英彦さんは、「我々は金銭より、岡田(圭右さん)をつっこんでくれる人がほしい。もう1人“田”が付く人がほしい。切実です……」と冗談交じりにコンビの悩みを吐露。相方の岡田さんも「親方の本名は“花田”です」と審査員の1人から指摘されると、「ほんまや! いいですね。ぜひお願いします!」と“ますおか”加入を熱望し、貴乃花親方も「こちらこそ」とノリノリで応じていた。
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会見では、岡田さんが後輩芸人からギャグを買い取っているという暴露話から、増田さんが「(逆に)たまに岡田が考えたギャグをタダであげて、後輩スベってますから」と明かすと、岡田さんは「ジャパネット岡田といわれてます。クーリングオフ殺到です」とボケを連発。意見を求められた貴乃花親方は「難しすぎて分からなかった」と厳しいツッコミを披露して増田さんをサポートすると、「親方いいですね! 『ますだおかだはなだ』いいですね!」と2人から絶賛されていた。
「マルハンWorld Challengers」は、アミューズメント業を展開するマルハンが、資金難で競技を断念する選手や競技環境、競技継続で苦しむ選手たちを資金面とPR面からサポートする目的で行われているプロジェクト。今回が3回目で、全日本選手権、地方選手権レベルの選手を対象に、公開オーディションでサポートする選手を決定する。会場には、270組の応募の中から書類選考を通過したスポーツ選手10組が登壇し、自分たちの競技に対する思いなどをそれぞれアピール。その結果、フライングディスクを使用したスポーツ「アルティメット」の池治ちあき選手など複数の選手が協賛金を手に入れた。
この日の公開オーディションには、貴乃花親方のほか、魔裟斗さん、二宮清純さん、川合俊一さん、乙武洋匡さんらも審査員をとして参加。選手たちの競技への思いを聞いた乙武さんは「審査が難しかった。すべてのファイナリストが情熱をぶつけてくれた」と振り返り、貴乃花親方は「皆さん自身がグランプリだと思って自分の道を突き進んでほしい」と選手たちにエールを送っていた。(毎日新聞デジタル)