コント日本一を競う「キングオブコント2013」(TBS系)の準決勝が29、30日に赤坂BLITZ(東京都港区)で行われ、最終日30日にファイナリストが発表された。準決勝に進出した70組の中から、「うしろシティ」「ジグザグジギー」「さらば青春の光」「天竺鼠」「アルコ&ピース」「鬼ヶ島」「かもめんたる」「TKO」の8組が決勝に進出し、“6代目キング”の称号と賞金1000万円を目指して激突する。
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昨年は準決勝で敗退した「TKO」の木下隆行さんは「去年出られず悔しい思いをしたので、今年こそと。若手の方々が『兄さんもう出なくてもいいんじゃないですか』と言われるんですけど、まだ優勝、頂点に立ってないので目指したいですね」と意気込み、相方の木本武宏さんは「去年、準決勝で負けたときは、もうやめとこうとなったんですけどね」と裏事情も明かしていた。
「うしろシティ」の金子学さんは「僕らより受けてた人が多かったのでびっくりしました。優勝目指して、がんばるぞー!」と意気込み、賞金の使い道を聞かれると「松竹芸能の廊下にエアコンがないので、そこにエアコン付けてやろうと思います!」と宣言。ジグザグジギーの宮澤聡さんは「相方と500万を分けて、残り500万を1日で使い切ってみようかなと。後輩を連れていやらしい店にでも……」と皮算用。
また、現在は事務所に所属しておらず、フリーの「さらば青春の光」の森田哲矢さんは「ほんまにいろいろあったんで! 良かったです!」と喜びを爆発。賞金が取れたら「事務所設立しようかなと。決勝まで仕事もないので、物件を虎ノ門あたりでいい感じの雑居ビルを探そうと思う」と語ると、相方の東口宣隆さんも「マネジャーもいないんで雇えたら」と構想を明かした。
「キングオブコント」は、08年から毎年行われているお笑いコンテストで今回が6回目。2人以上のユニットならプロアマ問わず芸歴の制限なく出場可能で、これまでに、「バッファロー吾郎」「東京03」「キングオブコメディ」「ロバート」が優勝しており、昨年の大会では「バイきんぐ」が5代目キングの座を勝ち取った。今年は2988組がエントリーし、7月の東京での1回戦を皮切りに予選がスタートした。
勝負の行方を左右するネタ順の抽選会は9月7日に行われ、情報番組「王様のブランチ」(TBS系)内で生中継される。決勝の模様は9月23日にTBS系で午後8時から3時間、「ダウンタウン」の司会で生放送、TBSでは午後7時から決勝を盛り上げる事前番組も放送。今大会の優勝者には賞金1000万円が贈られる。(毎日新聞デジタル)