あずまきよひこさんのマンガ「よつばと！」が連載開始から10周年を迎えたことを記念して、31日からパルコミュージアム（東京都渋谷区）で企画展「よつばとダンボー展」が開催される。30日、開催に先駆けて内覧会が開かれ、初公開のものを含む約80点の原画やネーム、人気キャラクター・ダンボーの約1メートル40センチのダンボール製の等身大フィギュアなどが公開された。入場料は500円（小学生以下は無料）で、9月16日まで。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　「よつばと！」は、自由奔放で好奇心旺盛な女の子・よつばの何気ない日常やよつばに振り回される人たちの姿を描いた作品。2003年1月から「月刊コミック電撃大王」（アスキー・メディアワークス）で連載をスタートし、06年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。コミックスの累計発行部数は12巻までで1000万部以上を誇る。ダンボ−は、作中に登場する段ボールでできたロボットの着ぐるみで、フィギュアや写真集などグッズ化され、人気を集めている。

　企画展で展示される原画やネームはほとんどが初公開で、一部の原画はスタッフによる解説が添えられているほか、裏面に書かれたメモなどを見ることができる。約1メートルのよつばの等身大フィギュア、テディベアや一輪車など原画資料、ダンボーのフィギュアなどのグッズも展示される。

　また、企画展に合わせて映画館「シネクイント」（東京都渋谷区）でダンボーが主人公のコマ撮りアニメ「Le　Danboard（ル・ダンボー）」を公開。人気キャラクター「どーもくん」「こまねこ」を手がけたアニメーターの峰岸裕和さんらによるコマ撮りアニメ制作会社「dwarf」が制作したもので、9月13日まで上映される。

　展示は11月28日～12月9日に名古屋パルコ 西館8F パルコギャラリー（名古屋市中区）でも開催される。（毎日新聞デジタル）