昆夏美:憧れの「レ・ミゼラブル」出演に「幸せ」 注目の新人ミュージカル女優の素顔

ミュージカル女優やアーティストとして今後活躍が楽しみな現役音大生の昆夏美さん
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ミュージカル女優やアーティストとして今後活躍が楽しみな現役音大生の昆夏美さん

 新人ミュージカル女優・昆夏美さん(22)が、東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」にエポニーヌ役で出演している。昆さんは2011年9月、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のヒロイン・ジュリエット役に抜てきされてプロデビューを果たした現役の音大4年生。“ミュージカル界の新世代の歌姫”として注目を集めており、21日にはアニメ「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス(マジェプリ)」の7~9月のオープニングテーマ「PROMPT」を発売した。憧れの「レ・ミゼラブル」に「木の役でもいいから出たいと思っていた」と語る昆さんに、ミュージカルへの思いや今後の目標などを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 昆さんは、1991年6月28日生まれ、東京都出身。趣味は歌、ダンス、ミュージカル観劇、特技は歌で、幼少のころから「歌ったり踊ったりすることが大好きだった」という。歌とダンスをそれぞれ楽しんできたという昆さんだが、中学3年の進路決定時、「歌とダンスがそろっているのがミュージカルと気づいたらそれしかないと思った」と強い決意をし、公立高校進学からミュージカル科がある高校進学へ進路変更したという。

 現在、洗足学園音楽大学ミュージカルコース4年に在学中の昆さんの芸能界デビューのきっかけは、2011年4月下旬に「東宝芸能」のオーディションに合格したことだった。その直後、マネジャーの勧めで、「ロミオ&ジュリエット」のオーディションに挑戦し、合格。同年5月中旬には初仕事が決まったといい、「『人生分の運を今使ってるんじゃない!?』というくらいトントンと来たので、信じられなかった」と当時を振り返る。

 今年4月からは「レ・ミゼラブル」に出演。夢だったエポニーヌ役に抜てきされた。「おけいこが楽しみという毎日で、あっという間に本番だった」と振り返り、「拍手をもらって、興奮が冷めやらない感じ。飽きることなく毎日新鮮!」とにっこり。ジャン・バルジャン役の吉原光夫さんや、マダム・テナルディエ役の森公美子さんら“先輩”から学ぶこともたくさんあるといい、「人を引きつける魅力を引き出してやっていきたいし、自分だけじゃなく周りも見ている余裕のある人間にもなりたい」と目標を語る。

 4月にアニメ「マジェプリ」の4~6月オープニングテーマ「私は想像する」で歌手デビューを果たした昆さん。「ミュージカルは舞台に出たら緊張しない」と話していたが、「アーティストとして出るときは、めちゃめちゃ緊張。どこ見ていいか分からなくて……」とまだ慣れない様子だが、今後もミュージカルとともにアーティスト活動も「頑張っていきたい」といい、「より多くの方に私の歌声を聴いていただきたいですね。アーティストとして、(歌を)聴いたことがある!と知ってもらえたらうれしい」と笑顔で話した。

 ◇プロフィル

 こん・なつみ 1991年6月28日生まれ、東京都出身。2011年9月、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のヒロイン・ジュリエット役に抜てきされてデビュー。13年4月、アニメ「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス(マジェプリ)」の4~6月オープニングテーマ「私は想像する」でアーティストとしてデビューを果たした。8月21日に「マジェプリ」の7~9月のオープニングテーマ「PROMPT」を発売した。4月からは東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」にエポニーヌ役で出演中。

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